佐々木朗希の呼び戻しも可能
年の瀬から、千葉ロッテマリーンズに“中東オイルマネー流入”との情報が流れ、プロ野球界に衝撃が走っている。
表向きは老朽化が激しい本拠地「ZOZOマリンスタジアム」の建て替え整備への投資だが、今後は補強費に回る可能性もある。
「オイルマネーが千葉ロッテに流れ込めば、開閉型ドームどころかドジャース・佐々木朗希の呼び戻しも可能な、ソフトバンク級の金満球団となる。ゆゆしき事態」(球界の重鎮解説者)
ZOZOマリンスタジアムを所有する千葉県千葉市は2025年9月、同スタジアム(1990年開業)の建て替え・移転に関する「基本構想」を発表した。
球場を内陸側に約1キロの幕張メッセ駐車場の一部(JR幕張豊砂駅から徒歩6分)へ移し、観客席を約1割増の3万3000人に拡大。
財政面から多くのプロ野球ファンが期待する開閉式ドーム型(約1000億円)は厳しいとし、屋外型(約650億円)での建設方針を示した。
開業予定は2034年となっている。
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ロッテ球団とオイルマネーを繋いだのは...
「神谷俊一市長は、市民の球場としての整備は市が負担するが、ドーム化を含む野球興行に特化した部分については、民間で賄うべきだという意向。ドーム化については線を引き、球団およびロッテ本社にきっちり下駄を預けた」(市政担当記者)
それが10月に入り、ロッテサイドから数百億円規模の投資案件がある、との報告が市にあり、神谷市長は11月20日の会見で「ドーム型も再検討する」と修正。
結論を2026年3月に先延ばししていたが、12月中旬になってほぼ“当確”に至ったという。
「例の投資案件が確実となり、開閉式ドームの建設にメドが立った。漏れ伝わる情報によると、投資を受ける相手はサウジアラビアの政府系ファンド。ヤクルト本社が仏食品大手ダノンと資本関係にあったことがあるが、中東のオイルマネーが日本球界に流入するのは初めて。期待感は大きい」(千葉の経済団体幹部)
東京ドーム(完成1988年)の建設費が約350億円、みずほPayPayドーム福岡が(同’93年)約760億円、エスコンフィールドHOKKAIDOが(同2023年)約600億円。
新千葉マリンがドーム型で1000億円規模となれば、スタジアム単体では日本一となる。
ロッテ球団とオイルマネーを繋いだのは、実は意外な人物。「ムネリン」の愛称で知られる元ソフトバンクの川﨑宗則氏という。
敬愛するイチロー氏を追うようにMLBに転身し、カブス優勝に貢献するなど5シーズンプレー。
その後、古巣ソフトバンクに戻り、台湾球界や日本の独立リーグでもプレーしていた。
その「川﨑」氏の名が、スポーツ紙の見出しに踊ったのが12月16日。
中東の新リーグ「ベースボール・ユナイテッド」(以下BU)で川﨑氏がスポット参戦した「ミッドイースト・ファルコンズ」が初代チャンピオンとなり、川﨑氏がMVPを獲得したのだ。
BUは中東と南アジア初の野球リーグ。初年度の今季はUAE(アラブ首長国連邦)の2チームとインド、パキスタンの4チームが参加。11月から各チーム9試合の短期日程で行われた。
アブダビ(UAE)を本拠地とするファルコンズには川﨑氏のほか、元西武の中島宏之氏(43)や元広島の薮田和樹氏など日本人選手十数人が参加しており、今後はさらに増えることが予想される。
「UAEとサウジアラビアは石油頼みの国家運営から脱却し、スポーツ立国を目指している。すでにF1、サッカー、自転車ロードレース、ゴルフで成功を収め、次なるターゲットが野球。将来的にはMLBに対抗し得るスーパーリーグ、中東アジアリーグ構想を描く。その先駆けがこのBU」(国際スポーツアナリスト)
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