年明け、テレビ界は早くも“冬の陣”に突入しつつある。近年はドラマの謎と行方を考察するSNSが話題を呼んでいるが、今期の地上波ドラマは例年以上に緻密な伏線と裏切りが仕掛けられた作品が目白押し。
そのため、SNSでは放送目前の「1月ドラマ」が注目を集めているが、実話WEB編集部が各局の制作現場や芸能記者から吸い上げた情報を統合したところ、考察好きのドラマファンが狂喜乱舞すること間違いなしの“三強”が見えてきた。
今期の覇権争いの筆頭に挙げられるのが、1月18日にスタートするTBS日曜劇場の『リブート』(21時~)だ。主演・鈴木亮平、脚本・黒岩勉という黄金コンビが挑むのは、謎に満ちたファミリーサスペンス。妻殺しの罪を着せられた善良なパティシエを演じる鈴木は、愛する家族を守るため、そして真実を知るため、事件を捜査している刑事に顔を変え、ダークヒーローとして暗躍するが、撮影現場には不穏な空気も漂っているという。
同局のスタッフこう明かす。
「実は、現場でも特定の主要キャストにしか渡されていない『黒塗りされた別台本』が存在するとの情報がある。結末を知っているのは、主演の鈴木と監督、そしてごく一部の幹部のみ。撮影現場ですら『誰が味方で誰が敵なのか』のが分からず、スタッフの間でも探り合いが続いているようなのです」
タイトルの「再起動(リブート)」が、果たして社会的再起なのか、それともSF的な人生のやり直しを意味するのか。サスペンス要素たっぷりの第1話の放送後、SNSが大いにザワつくのは必至の状況だ。
対する、火曜21時の激戦区に投入される1月13日放送スタートのテレビ朝日系『再会〜Silent Truth〜』は、人間の「記憶」という名の嘘を暴く極上のミステリーだ。竹内涼真と井上真央の二人が23年前の秘密を共有する幼馴染を演じるが、その「誠実さ」こそが最大の“罠”と言える。
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SNSにもストーリーを覆すヒントが…
あるベテラン芸能記者はこう分析する。
「竹内と井上の共演は一見、王道のヒューマンドラマを予感させる。だが、現場での演出は真逆だ。監督からは『一瞬の視線のズレ』や『不自然な手の震え』を徹底して要求されている。放送直後からSNSで1フレーム単位での『嘘つき探し』が始まるのは目に見えている」
かつての仲間が遺体で発見される衝撃の幕開けから、小学生時代の「あの日」の真実へと遡る物語。視聴者は、自らの記憶さえも疑わざるを得ない状況に追い込まれるに違いない。
そして、月曜22時の枠で異彩を放つのが、1月5日に放送が開始されるカンテレ・フジテレビ系の『夫に間違いありません』。事故から生還した夫(安田顕)の姿形は本人そのものなのに、主人公である松下奈緒演じる妻だけが「中身が別人である」と確信するサイコ・サスペンスだ。
DNA鑑定は「一致」という結果があるなか、妻の直感だけが警鐘を鳴らし続ける。
ドラマ制作会社の関係者は、「この作品の恐ろしさは、映像に仕込まれた『サブリミナル的な違和感』にある」と語る。
「これはネタバレを防ぐための例えですが、夫の箸の持ち方がわずかに変わっていたり、妻を見つめる瞳の焦点がミリ単位でズレていたり…。公式インスタグラムにアップされる何気ないオフショットにも、実はストーリーを覆すヒントが隠されている可能性がある。考察ファンにとっては、これ以上ない『餌』が撒かれている状態といえるでしょう」
科学的な証明か、それとも愛した記憶か。深夜帯に近い時間帯だからこそ許される、エッジの効いた演出が今後ネット上をゾワつかせることは確実だろう。
近年、ドラマは「視聴するだけのもの」ではなく、ピースを拾い集めて楽しむ「参加型エンターテインメント」へと進化を遂げている。そのため、放送翌朝のSNSはネタバレの地雷原と化しているが、この3作品については全神経を集中させてリアルタイム視聴に挑むのが、賢明といえそうだ。
