不祥事とスキャンダルにまみれて窮地に立たされているフジテレビは、大晦日の視聴率バトルでもひとり蚊帳の外というレベルの低空飛行ぶりを晒してしまった。
他局の番組の平均世帯視聴率はNHKの紅白歌合戦第2部(午後9時から11時45分)の35.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を筆頭に、テレビ朝日の「ザワつく!大晦日2025一茂良純ちさ子の会」の7.4%(午後7時から11時半)が追随。TBSの「大晦日オールスター体育祭」(午後7時~11時45分)は5.5%で、日本テレビは「ヒロミの大晦日リホーム」(午後7時半から10時)が6.2%だった。
そしてテレビ東京は「孤独のグルメ大晦日スペシャル2025」(午後9時55分から11時半)が4.6%と、根強い人気をうかがわせた。
残るフジテレビだが、バラエティー番組のSP版「新しいカギ年越し生放送SP」を午後6時から深夜0時45分まで放送。午後7時から10時の時間帯は2.6%だった。
テレ東で時間帯がかぶった「第58回年忘れにっぽんの歌」(午後7時から9時55分)の3.1%をも下回り、フジは壮絶な大惨敗を喫してしまったのである。
フジテレビ関係者が嘆息する。
「正直言って、誰も『新しいカギ』で数字が取れるとは思っていませんでしたが、他に企画がなく、それを放送するしかなかった。昨年末で、またまた複数の優秀な若手社員が退社しており、もはやお先真っ暗。大晦日は過去の名作ドラマを再放送した方が、視聴率を取れるのでは。社内では改革が進んでいるかのように対外的にアピールしているかもしれませんが、現場にとっては改悪のようなことばかり。次の大晦日も視聴率最下位が定位置では…」
あまりにも厳しすぎる現実を突きつけられてしまった。
(高木光一)

