山越陽悠が、2026年にVARに加入しFIA F3に参戦することが決まった。
山越は2006年生まれの18歳。カートで活躍した後、2023年にはFIA F4の中東選手権でシングルシーターデビューを果たし、同年はフランスF4やスペインF4に参戦。2024年にはイタリアF4とユーロ4に参戦し、いずれもランキング上位につけた。今季はフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ(FRECA)に挑み、ランキング8番手につけている。
そんな山越は2026年、FIA F3にステップアップする。所属チームは、FRECAに引き続きVARである。それに伴い、今季F3のポストシーズンテストにも参加することが決まった。
「まず最初に、この機会を与えてくださった皆さんに感謝申し上げます」
山越はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「VARと共に働くのは3年目となり、そのことは初めてのFIA F3に向けて大きな力になると思います。F3マシンをテストするのが待ちきれませんし、レースウィークエンドを迎えるのがとても楽しみです」
「ヘレスで行なわれる初の公式テストでお会いできることを、楽しみにしています」
また山越は、自身のSNSにも次のようにコメントした。
「とうとう夢のF1と同じ舞台でレースをするところまで上がることができました。ここまでサポートして頂いている、スポンサー様、家族、ファンの方々には感謝しかないです」
「ここまで上がれたから終わりではなく、ここからさらに上に行き、今後も生き残っていけるようより一層頑張ります」
チーム代表のブラッド・ジョイスも次のように語り、山越を歓迎した。
「ヒユがFIA F3にステップアップするにあたり、共に歩み続けられることを嬉しく思う」
「これまで彼と共に仕事をするのは、素晴らしい経験だった。彼はプロフェッショナルなアプローチをするし、努力家でもある。国際舞台における次のステップにも、うまく適応してくれるものと確信している」
「今度のテストは、彼にとってはF3のステアリングを握り、力強いシーズンに向けた基礎を築く最初の機会になる。彼の成長をサポートできることを楽しみにしており、共に素晴らしい結果を残せると確信している」

