今年5月に芸歴50周年を迎えた大平サブロー。10月にニューアルバム『オレの人生こんなもの』をリリースし、さらに11月の大阪公演から全国をめぐるライブツアーの開催が決定しました。9月16日(火)に、大阪・なんばのYES THEATERでCD発売と記念ツアーの発表会見が行われ、そこにはなんと盟友であるザ・ぼんち(ぼんちおさむ、里見まさと)も登場! にぎやかな会見となりました。

ツアータイトル「しっかりしたねぇ」の名付け親は!?
会見は、まずは芸歴50周年を迎えるサブローの略歴紹介から。大阪市で生まれ、守口市で育ち、会社勤めのあと、相方と出会い、漫才トリオ「レツゴー3匹」に弟子入り……と、その生い立ちの途中で「長いわ」とサブロー本人がツッコみつつステージへ。略歴のその後は省略され、改めてサブローが登場しました。
芸歴50周年を迎えるにあたって、サブローがこう説明します。
「世間、吉本興業、メディアの皆さんのおかげで、5月21日に初舞台から丸50周年を迎えることができました。本当はもう少し前から何かイベントを、と思っていたんですけど、ぼーっとしていたら『CDを出そうか』『じゃあイベントもやろうか』となって、火がついてきました」

10月8日(水)発売の芸歴50周年記念アルバム『オレの人生こんなもの』については、「収録曲8曲のうち3曲を作詞しました。タイトル曲もそのうちの1曲です」とのこと。
また、ツアーのタイトル『しっかりしたねぇ』の意味については、「19歳でデビューして初めてメイクをしてくれた方に、65歳のときに久しぶりに会ったら、『しっかりしたねぇ』と言ってもらった。それがきっかけです」と明かしました。
そして改めて、「来年2月24日に古希を迎えます。ここからまたライブやお笑いを届けていければ。今日が発起ということ」と意気込みを語りました。
「息苦しい時代」を詞にしてみた
ここでアルバム『オレの人生こんなもの』から、自ら作詞した2曲を披露。演奏はサブローのギターの師匠で作曲を担当した岡嶋直樹氏です。1曲目は『アカン・アカン・アカン!』。

「いまは、昭和の感覚そのままだったらアウトになる時代。このことに息苦しさを感じていて、それを詞にしてみました」とサブロー。軽快なメロディに、サブローの本音が詰まった1曲です。
続いては、「当時のお笑い芸人に憧れていた気持ちを振り返って作った」という『オレの人生こんなもの』。生ギターの音をバックに歌い上げるサブローの声が、ブルース調の曲にぴったりとハマっていました。
