ツアー初日のゲストは盟友ザ・ぼんち!
大平サブロー芸歴50周年記念ライブツアー『しっかりしたねぇ』は、11月9日(日)にYES THEATERで開催される大阪公演から始まります。その後、岡山、和歌山、三重、島根、奈良の5カ所をめぐる予定。
会見では、初日の大阪公演のゲストで、同じ一門のザ・ぼんちが登場! おさむは「オレの人生〜」と、いま聞いたばかりのサブローの曲を歌いながらの登場です。
登場するなり、自由すぎるいつものおさむの姿に、サブローも思わず「もうちょっと威厳持ってもらえません?」とツッコミ。そこから3人で当時のことを振り返るトークが繰り広げられました。

55周年を迎えた2人に「振り返ってどうですか?」と聞くサブローに、まさとは「長かったと思うところもあるけど、短くもある」と回答。そして、また歌い出したおさむに「一杯ひっかけてきました?」と再びサブローがツッコミを入れていました。
「これからは自然体、等身大でいければ」
今後の目標、意気込みについて聞かれたサブローはこう語ります。
「50周年と来年の70歳が人生のひとつの区切り。一生懸命まっすぐ前だけ見て走ってきました。だけど、この年齢になったら、そんなにがんばらなくてもいいんじゃないか。脱力というか……」
そして、「以前、月亭八方に言われた『自然体でエエんちゃうか」という言葉にすごく救われた。CDもイベントもふだんの僕が出せて、等身大で生きていければ」と力を込めました。

また、この50年でよかったこと、大変だったことについては「31歳で独立したときに、見えないものが見え、人脈もできた。吉本興業を俯瞰で見て、すごいとこ、こわいとこ、ありがたみを知ることがきたのがよかった」。
続けて、コンビを解散して1人で頑張ろうとなったときに借金が発覚したときのエピソードを挙げると、「苦しかったけど、そのあといい方向に進んだ。神様はいると思ったなあ」としみじみと振り返りました。
一方、現在の芸人を取り巻く環境については「いまだったら、お笑いをやっていない気がする。当時のグレーっぽいところ、不良っぽいところに憧れていたから。いまはオフホワイトでもあかんのちゃうか」とぶった切って笑わせました。