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大沢たかお、自身の役どころについて語る「ただ僕は軸でいるだけなんです」<沈黙の艦隊 北極海大海戦>

大沢たかお、自身の役どころについて語る「ただ僕は軸でいるだけなんです」<沈黙の艦隊 北極海大海戦>

舞台あいさつに登場した大沢たかお
舞台あいさつに登場した大沢たかお / 撮影:原田健

俳優の大沢たかおが9月26日、都内で開催された映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」初日舞台あいさつに、上戸彩、津田健次郎、中村蒼、渡邊圭祐、笹野高史、江口洋介、吉野耕平監督と登壇。本作で演じる海江田の役どころについて語る場面があった。

■原作漫画随一のバトルシーンを描くシリーズの続編映画第2作

本作は、映画「沈黙の艦隊」と配信ドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1~東京湾大海戦~」に続くシリーズの続編映画第2作で、かわぐちかいじによる原作漫画随一のバトルシーン「北極海大海戦」と、連載当時にテレビ特番が組まれるほどの社会現象となった「やまと選挙」を描いた極上のアクション・ポリティカル・エンターテインメント。

冷たく深い北の海を、モーツァルトを響かせながら潜航する「やまと」。“大”いなる平“和”という意味を込めて名づけられた原子力潜水艦は、米第7艦隊を東京湾海戦で圧倒し、ニューヨークへ針路をとった。アメリカとロシアの国境線であるベーリング海峡にさしかかった時、背後に迫る一隻の潜水艦…。「核テロリスト『やまと』を撃沈せよ―」。それは、ベネット大統領が送り込んだ、「やまと」の性能をはるかに上回るアメリカの最新鋭原潜であった。時を同じくして、日本では衆議院解散総選挙が行われる。「やまと」支持を表明する竹上首相(笹野)は、残るも沈むも「やまと」と運命を共にすることとなる。海江田四郎(大沢)は、この航海最大の難局を制することができるのか。オーロラの下、流氷が浮かぶ北極海で、戦いの幕が切って落とされる―――。

■大沢たかおが提出した実際の写真をモデルにオーロラの映像を制作

北極海を舞台に戦闘を繰り広げる物語だが、実際に北極圏に行ったことがあるという大沢は「本当にこの映画でも出てくるような極寒の世界で、(外に)出ているだけで顔が真っ白になるようなところ。大体-30℃とかなので、なかなか普通に立っているのが厳しい環境だった」と振り返りつつ、「今回はそういうシーンがいくつかあったので、その時のことを思い出して(演技が)できたのはすごく良かったなというふうに思います」と述懐した。

また、同作で映るオーロラは大沢が実際に撮影したオーロラの写真をモデルに作られたことが明かされると、大沢はポケットから自身のスマホを取り出してオーロラの写真を披露。登壇者たちはスマホをのぞきこみながら「すごいな、これは!」「スクリーンに映したいくらいすごい」と大興奮。「皆さんに見せても見えないですよね。でも、一応こういう感じ」と大沢はスマホを客席に向けると、スマホに映る鮮やかな光に観客たちもどよめいていた。

そして、大沢は「制作チームが『オーロラを本物に近づけたい』ということで、この写真を提出して、それをベースに作ったんです」と語った。


■大沢たかお「見て分かるように、今回僕は0歩しか歩いてないんです」

そのほか、登壇者たちが「自身の演じた役以外で演じてみたい役は?」という質問に回答する一幕も。

江口は「誰をやりたいか? えぇ~、難しいな」と悩みながら、「でも、(大沢演じる)海江田は僕にはできないです。閉鎖された世界の中で微動だにせずせりふを言うっていうのは、大沢くんの日頃のスクワットが効いているのかな(笑)。でもそれが(芝居としては)どれだけ大変かっていう。立ったままでせりふを言っているし、(実際には戦闘の様子などは見えていないが)全てが見えているかのように指示を出すっていうのは…。あれはなかなか、大沢くんならではですよね。僕にはできない」と告白。

すると、大沢は「見て分かるように、今回僕は0歩しか歩いてないんです。前回は7歩で、今回は0になっちゃった」と苦笑いしつつも、「『沈黙の艦隊』って海江田という主人公がいますけど、実は僕が主役というよりも、周りにいる政治家の皆さん、メディアの皆さん、他の乗組員など、他の人たちが主役で、その人たちの成長物語だったりするんですよね。ただ僕は軸でいるだけなんです」と役としてのポジションを打ち明けた。

そして、「他の演じられている皆さんの方がすごく大変で、葛藤して感情を出して、何かを乗り越えていくっていう、まるで主役たちがそろっているような作品なので、僕はもう海江田のままでいいかなと思っています(笑)」と語り会場を沸かした。

◆取材・文=原田健

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