
雨清水三之丞役を演じる、板垣李光人さんのプロフィール写真
【画像】え…っ! 北川景子級? コチラが「松江藩随一の美女」と言われた「タエのモデル」人物の娘で弟もイケメンだった、実際の「小泉セツ」さんです
三之丞は変われるのか
2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、1890年に来日し、『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲さん(パトリック・ラフカディオ・ハーン)と、彼を支え、「再話文学」の元ネタとなるさまざまな怪談を語った、妻・小泉セツさんがモデルの物語です。
第14週66話では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」が、ついに「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」と結ばれ夫婦になりました。しかし、彼女は最後に大事なことを忘れていたと慌て出しています。
続く67話のあらすじを見ると、
「トキはヘブンと婚約。しかし、トキは大きな問題に気づく。家族にヘブンと一緒になることを報告しなければならない。しかし、女中として働くことを認めてもらったとはいえヘブンと結婚することを家族に簡単に言えるはずもなく…いつ切り出すか悩んでいるトキは、さらにとんでもない問題に気づき、ますます報告しづらくなる。いつまでも家族に言えないトキにヘブンはいらだちを募らせる」
と説明されていました。トキは松野家の家族に、結婚を許してもらえるのでしょうか。また、さらなる「とんでもない問題」とは、おそらく「お金の問題」のことだと思われます。
トキはヘブンの女中として月20円の大金を貰っており、そのうちの10円を松野家の借金返済、残り10円を弟「雨清水三之丞(演:板垣李光人)」と実母「雨清水タエ(演:北川景子)」の生活費に充てていました。
SNSでは「女中じゃなくなったことにより20円の収入がなくなることになるが、松野家の借金はヘブン先生が返済するのか…?」「ジョチュウ、ナイ。キョウカラ、ココ、クラスデス。っつうことは、松野家の生活費&借金返済、雨清水家の生活費は…?」「松野家(借金・生活費・婚姻含)、雨清水親子(仕送り)、国際結婚のハードルに加えてお金の問題山積みで恐怖」といった声があいついでいます。
また、作中屈指の問題児・三之丞に関して「三之丞、この状況だいぶヤバいのでは…? 毎月10円貰えなくなるピンチ?」「そもそも三之丞は今どこで何してんの?」と心配する人も多数いました。彼は第10週47話にて、寺でひたすら石を積んで過ごしていることが明らかになって以降は登場していません。
三之丞に「社長になった」とウソをつかれているタエ役の北川景子さんは、自身のX(旧:Twitter)で第14週に出演することを発表しています。第14週ではトキが雨清水家の人びとにも結婚を報告すると思われるので、おそらく三之丞も久々に登場するでしょう。
史実ではラフカディオ・ハーンさんは小泉セツさんの家族の生活も支え、1896年に帰化して小泉八雲となって、1904年に亡くなった後は家族に遺産も残しています。おかげでセツさんの生家・小泉家と養家・稲垣家の人びとが、生活に困ることはありませんでした。
ただ、三之丞のモデルである小泉藤三郎さんは、セツさんからの仕送りに依存してろくに働かず、さらにセツさんたちが松江を離れている間に小泉家の先祖代々の墓所を売り払ってしまった問題人物です。彼はのちに絶縁され、孤独死するという顛末をたどっています。
トキが女中ではなくなるのを機に、三之丞が自分で仕事を探して生活を立て直す、という展開も考えられますが、このまま史実通りに落ちぶれていく可能性もあり得るでしょう。物語も折り返しをすぎたなかで、三之丞の今後に注目です。
※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」
参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(著:長谷川洋二/潮出版社)
