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2025年中央競馬トピックスベスト10を独自選定 日本馬初の快挙、異国で起きた三冠牝馬の悲劇、大盛況の有馬記念

2025年中央競馬トピックスベスト10を独自選定 日本馬初の快挙、異国で起きた三冠牝馬の悲劇、大盛況の有馬記念

2025年の中央競馬も、米G1制覇という嬉しいニュースから、名馬の不慮の死など、悲喜こもごもの出来事があった。今回は激動の年のトピックをベスト10形式で総ざらいする。

【第1位】フォーエバーヤングが日本馬初のブリーダーズカップ・クラシック制覇!

 日本時間11月2日(現地1日)、アメリカのデルマー競馬場で行なわれたブリーダーズカップ・クラシック(G1、ダート2000メートル)でフォーエバーヤング(牡4歳/栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。前年3着のリベンジを果たすとともに、日本馬として初となるアメリカのダートG1制覇という偉業を達成した。

 これまでブリーダーズカップ諸競走を制した馬は、いずれも矢作芳人調教師が管理したラヴズオンリーユー(2021年、フィリー&メアターフ)、マルシュロレーヌ(2021年、ディスタフ)の2頭がいたが、牡牝混合のダート戦である米国最高峰のクラシックを制したのは空前の快挙であった。

【第2位】JRA通算2000勝を達成した松本好雄オーナーが死去

”メイショウ”の冠号で知られ、クラシック二冠を制したメイショウサムソンや、宝塚記念を勝ったメイショウドトウなどを所有した馬主の松本好雄氏が8月29日に87歳で死去した。松本氏は1974年にJRAの馬主資格を得ると、日高地方の牧場から積極的にサラブレッドを購買。日本きっての馬産地を支え続けた。

 2005年から2012年まで日本馬主協会連合会の会長を務め、その後も名誉会長の座に就いていた。社会貢貢献が認められ、2007年には紺綬褒章、2010年には旭日小綬章を受賞。8月23日に個人馬主として史上初のJRA通算2000勝を達成したが、その6日後の29日に惜しまれながら世を去った。
 【第3位】ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』がヒット。競馬ファン以外にも人気に

 2019年度のJRA馬事文化賞と第33回山本周五郎賞を受賞した早見和真氏の小説『ザ・ロイヤルファミリー』がTBSでドラマ化された。JRAのバックアップを受けて制作されたこのドラマは、武豊騎手やクリストフ・ルメール騎手などが出演したことから競馬ファンに注目されたほか、そのリアリティあふれる人間模様を描いたことから競馬ファン以外からも熱い支持を受けてヒット。有馬記念当日、ドラマに出演した妻夫木聡さんと松本若菜さんが中山競馬場に来場し、盛り上がりにひと役買った。

【第4位】JRA初の女性トレーナー、前川恭子調教師が厩舎を開業

 JRAで史上初となる前川恭子調教師が2024年3月から栗東トレーニング・センターで厩舎を開業。初年度は234戦7勝の成績を残した。前川調教師は筑波大学の馬術部出身。2003年にJRA競馬学校厩務員課程を修め、同年10月、栗東トレセンの崎山博樹厩舎に厩務員として入り、のちに調教助手に転じる。調教師免許試験に5回目の挑戦で合格し、研修期間を経て3月に厩舎を開業した。先の有馬記念ではサンライズジパング(牡4歳)でGⅠ初出走を果たし、13番人気ながら5着と健闘した。

【第5位】現役”世界最強”のカランダガンがジャパンカップを制覇

 欧州のG1レースを3連勝し、ロンジンワールドベストホースランキングで最高のレーティング(130ポンド)を獲得したフランスのカランダガン(せん4歳/F.グラファール厩舎)が11月30日に行なわれたジャパンカップ(GⅠ、東京・芝2400m)に出走。マスカレードボールとの激しい競り合いを制して、コースレコードの2分20秒3で優勝した。これは外国馬としては2005年のアルカセット以来20年ぶりの勝利となり、”外国馬は勝てなくなった”と定着していた評価に風穴を開けた。【第6位】ベテラン横山典弘騎手が黄綬褒章を受章

 令和7年秋の授賞において、日本ダービー3勝を誇るベテランの横山典弘騎手(57歳、美浦・フリー)が黄綬褒章を受章した。中央競馬の発展に寄与したことなどが評価されての受章で、横山騎手は11月29日に東京競馬場で行なわれた記念セレモニーで、「このような素晴らしい賞をいただくことができて光栄です。今まで支えてくれたいろんな人たち、関係者やジョッキーのみんな、そういう人たちの代表として僕がこの黄綬褒章を頂いたと思っています。僕個人というより競馬界の代表でいただいたと思っていて、凄い重さです」と謝辞を述べ、ファンから盛んな拍手を受けた。

【第7位】レイチェル・キング騎手が女性騎手として初のJRA平地GⅠを制覇

 英国出身で、現在は豪州で活躍しているレイチェル・キング騎手(35歳)が短期免許で来日し、2月23日に行われたフェブラリーステークスにコスタノヴァに騎乗して優勝。女性騎手として初めてJRA平地GⅠ制覇という快挙を成し遂げた(障害戦では02年にロシェル・ロケット騎手が中山大障害を制している)。

 キング騎手はその他にもアメリカJCC(GⅡ)など重賞6勝を挙げており、豪州のG1レースで6勝を挙げている力量を日本でも発揮し、関係者にも高い評価を受けている。

【第8位】三冠牝馬リバティアイランドが香港遠征で安楽死

 4月27日、香港のシャティン競馬場で行なわれたクイーンエリザベスⅡ世カップ(G1)に出走したリバティアンランド(牝5歳)は左前肢に故障を発症して競走を中止。重傷だったため予後不良との診断を受けて安楽死の処置がとられた。リバティアンランドは2023年の牝馬三冠を制した名牝。遺体は通常、検疫の問題から現地で土葬されるが、特例として香港で火葬されたのち、遺骨は日本に戻された。墓碑は北海道・苫小牧市にあるノーザンホースパークに設けられた。
 【第9位】音無秀孝元調教師とイクイノックスが殿堂入り

 6月16日、JRAは当年3月に定年で引退した音無秀孝元調教師(71歳)を顕彰者に選出したことを発表した。これは中央競馬の“殿堂入り”にあたるもので、12人目の選出となった。音無元調教師はJRA通算996勝(重賞90勝、うちGⅠレース14勝 ※すべて中央のみ)を挙げ、カンパニー、ミッキーアイルなどの名馬を育てた。

 また記者投票の結果、イクイノックス(牡5歳)が顕彰馬に選出されたことを6月16日、JRAが発表した。同馬は2022、23年の天皇賞(秋)を連覇するなどGⅠレースを6勝し、2023年のワールド・ベスト・レースホース・ランキングで第1位となった。

【第10位】有馬記念の売上げが26年ぶりに700億円を突破

 12月28日、中山競馬場で行なわれた有馬記念(GⅠ)の売上げが前年比129,5%の713億4520万6100円を記録。700億円を突破したのは1999年(優勝馬はグラスワンダー)の727億8710万9400円以来26年ぶりのこと。なお、有馬記念の最高売上記録は1996年(優勝馬はサクラローレル)の875億104万2400円。

文●三好達彦

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配信元: THE DIGEST

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