・異世界鮮魚店
店を出ても混雑は緩和されるどころか、その勢いは来た時よりさらに激化していた。帰り際、私の脳裏をよぎったのは『千と千尋の神隠し』のラスト。千尋が湯屋を後にするシーンだ。
徐々に遠ざかっていく店の明かりと喧噪。大晦日、朝4時の「角上魚類」。もしかするとあれは、本当に異世界だったのかもしれない。

店を出ても混雑は緩和されるどころか、その勢いは来た時よりさらに激化していた。帰り際、私の脳裏をよぎったのは『千と千尋の神隠し』のラスト。千尋が湯屋を後にするシーンだ。
徐々に遠ざかっていく店の明かりと喧噪。大晦日、朝4時の「角上魚類」。もしかするとあれは、本当に異世界だったのかもしれない。