4種類の香料を調合して作る“オリジナルお香体験”
体験は、まず4種類の香料の香りを嗅いで比べてみるところから始まります。
上品な木の甘さが感じられる「サンダルウッド」、甘い香りの「バニラ」、さわやかな「レモングラス」、フローラルな「キンモクセイ」からひとつずつ嗅いでいき、自分の好きな香りを見つけていきます。
目を閉じて香りを嗅ぐと、ふっと静かに心が落ち着くよう。
4種類の香料から好きな香りを選び、専用のスプーンで少しずつ白い器に投入。計10杯の香りを組み合わせて、混ぜていきます。
香料の配分で香りの印象が変わるので、香りを確かめながら少しずつ混ぜて“好きな香り”に近づけていきます。香りに迷ったら、アドバイスをもらえるのも安心です。
香料を混ぜ合わせたら、つなぎの役割をするタブノキの皮の粉末「たぶ粉」、水、アロマオイルを加えてペースト状にしていきます。
アロマオイルは京都をイメージした「mikou」オリジナルのもので、「陽だまりの平安」「美山の朝霧」「祇園の月華」「夕暮れの鴨川」の4種類からひとつ選べます。
ゆっくりすりつぶしていくと、次第に粘土のようにまとまっていきます。
香りが形になる喜びを、そっと味わえる時間です。
出来上がったお香のもとを専用の押し出し器に詰め、レバーをゆっくりと回していくと細長いお香がニュルっと出てきます。台の上で転がして形を整えていきます。
思わず夢中になる時間は、日々の喧騒から離れ、自分と向き合うひとときに。
10本ほどのお香ができたら、約5分乾かして完成です。
レシピノートのラベルをボトルに貼りつけ、タイトルをつけたら完成。できたてのお香はまだやわらかいため、一晩広げて乾燥させることが必要です。
お香で京都をもっと好きになる
オーナーの平林優希さんは地元・京都から生まれたと言われる平安時代のお香文化に興味を持ち、独学で勉強。2024年1月に「mikou」をオープンしました。
今月には外国人観光客をメインターゲットにした2号店をオープン予定なのだとか……!
平林さんは「お店をきっかけにお香にハマって、京都を好きになってもらえたら」と優しく微笑みます。
自分でお香を調合し、香りで自己表現するというのは平安時代の貴族が実際に行っていた京都発祥の文化なのだそう。1000年の時を超えて京都のお香文化に触れるのは、なんともロマンティックな体験。
歴史に思いをはせながら、自分だけのリラックス時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
mikou(みこう)
京都府京都市中京区西横町174-1 天進ビル2階南
アクセス:地下鉄東西線「烏丸御池」から徒歩3分
営業時間:11:00~17:00(事前予約制)
体験料金:3,500円
定休日:無休
予約:インスタグラム(@kyoto.incense)
公式SNSのDM、または電話にて
写真/西島渚 文/anna

