幸せだった毎朝の弁当作り
付き合って半年が過ぎた頃、彼から「毎日コンビニ弁当に飽きちゃって」という何気ない一言があり、それをきっかけに私は手作り弁当を作り始めました。
料理は得意な方ではありませんでしたが、彼の好きなものを調べ、レシピサイトを見ながら少しずつ腕を磨いていったのです。
「めっちゃうれしい!」「このハンバーグ最高!」と、毎回喜んでくれる彼の反応に、私は心から幸せを感じていました。朝の忙しい時間も苦にならず、むしろ彼のことを思いながら作る時間が、一日の始まりを温かいものにしてくれていたのです。
彼の「弁当レビュー」に絶句
ところがある日、いつものように空になったお弁当箱を受け取ると、中に一枚の小さな付箋が貼られていました。
「本日の評価:7.5点。味は良いが彩りがもう少し欲しい」
最初は冗談かと思いましたが、翌日も、その翌日も同じように点数とコメントが記されていました。「唐揚げ8点。ご飯の量が多め」「煮物6点。味が少し濃い」。
まるで食レポのような採点に、私は言葉を失いました。一生懸命作ったお弁当が「評価の対象」にされている戸惑い。そして、自分の愛情を否定されたような悲しさが、胸いっぱいに広がっていきました。
