突然だが、2014年に開催された男子テニスツアー「クラロ・オープン・コロンビア」(コロンビア・ボゴタ/ハードコート/ATP250)2回戦で生まれた、“今なお語り継がれる名シーン”を覚えているだろうか。身長175センチと小柄なドゥディ・セラ(イスラエル/元世界ランキング29位)が、211センチの長身を誇るイボ・カルロビッチ(クロアチア/元14位)に敗れた後、椅子に乗ってネット越しに健闘を称えるハグを交わした、あの印象的な場面だ。
そんな“ほっこり名場面”が、男子新シーズン開幕戦「ブリスベン国際」(26年1月4日~11日/オーストラリア・ブリスベン/ハード/ATP250)で、約12年の時を経て再現された。
現地5日に行なわれた1回戦で、カルロビッチと同じ身長211センチで28歳のライリー・オペルカ(アメリカ/元17位/現60位)に3-6、5-7で敗れた170センチの24歳デーン・スウィーニー(オーストラリア/現183位)が、試合後にネット際まで椅子を運び、それに乗ってオペルカとハグ。時が巻き戻ったかのようなワンシーンが生み出された。
2人の身長差は実に41センチ。スウィーニーが椅子に乗っても、オペルカの頭を少し越す程度で、会場を和ませる微笑ましい光景となった。ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、スウィーニーは試合前からあの名場面をなぞるつもりでいたという。
「今日の試合の最後に“ドゥディ・セラのハグ”をやると、仲間たちにも言っていた。すごく印象的なシーンになったと思う。彼(オペルカ)は僕より40センチも背が高いから、やってみたらかなり面白くなると思ったんだ」
テニスを堅苦しく捉えず、何事も楽しむ気持ちを忘れない――そのスタンスこそが、今回の印象的なハグを生み出した。「あのシーンは、今年に向けて自分が取り入れようとしている考え方を象徴していると思う」と24歳は語っている。
なお勝者のオペルカはベスト8入りを懸け、日本時間7日17時以降に予定されている2回戦で世界59位のカミール・マイフシャク(ポーランド)と対戦する。ちなみにマイフシャクの身長は183センチ。
文●中村光佑
【動画】オペルカと椅子に上ったスウィーニーの微笑ましいハグシーン
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