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「まあ、生きてたしね。今年も」心が削られる年末年始、“一人反省会”する40代女性が見つけた答え

「まあ、生きてたしね。今年も」心が削られる年末年始、“一人反省会”する40代女性が見つけた答え

形に残る成果だけが大事なの?


特別なことはなかったけれど(写真:iStock)

「何か“形”が残ってないと、意味がない気がするんだよね」

 直子のその言葉に、私は少し胸が痛くなった。形に残る成果だけが、価値だと思わされている気がしたからだ。でも本当に、この一年は“何もしていない一年”だったのだろうか。

 大きな夢に向かって走らなくても、誰かと比べて勝たなくても、毎日を投げ出さずに生き延びたこと自体、十分すぎるほどの仕事じゃないか。

 直子は年明け前、こんなことも言っていた。

「今年、特別なことはなかったけど、最悪でもなかったよね」

 その言葉は、とても正直で、救いがあった。

年末年始は自分を責めないための時間


まあ、生きてたしね(写真:iStock)

 年末年始にやってくる「この一年、何してた? 問題」は、きっと多くの人が抱えている。でもその問いは、少し意地が悪い。成果だけを切り取って、過程や耐えてきた時間を無視するから。

 目立つ成功がなくても、踏ん張った日があったなら、逃げずに向き合った瞬間があったなら、それはちゃんと「やってきた一年」だ。直子は、年が明ける少し前にスマホを手に取り、こう呟いた。

「まあ、生きてたしね。今年も」

 それくらいでいいのだと思う。年末年始は、反省するための時間じゃなく、自分を責めないための時間であっていい。何かを成し遂げなくても、誰かに誇れなくても、この一年をちゃんと終わらせた。

 それだけで、十分だ。

配信元: コクハク

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