今季のボストン・セルティックスは得点源のジェイソン・テイタムを欠くなかで、ここまで23勝12敗(勝率65.7%)とイースタン・カンファレンス2位につけている。
その原動力となっているのがジェイレン・ブラウンで、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は「俺は間違っていた」と評価を覆した。
セルティックスは、キャリア平均23.6点を誇るエースのテイタムが昨季プレーオフで右足アキレス腱を断裂。9月には練習を再開したものの、復帰時期は未定となっている。
苦戦が見込まれていたなかで、第1オプションに“繰り上げ”となったブラウンが、33試合でリーグ6位の平均29.6点、6.3リバウンド、4.9アシスト、フィールドゴール成功率50.1%、3ポイント成功率36.3%、オフェンス負担を表すUSG%はキャリア最高値ペースの37.0%という数字を残し、チームを牽引している。
テイタムの離脱に加え、昨夏には総年俸削減のため、2024年優勝時の主力だったドリュー・ホリデーやクリスタプス・ポルジンギス、アル・ホーフォードを放出。攻守で大幅な戦力ダウンとなり、『ESPN』の専門家でさえ、セルティックスがイーストでトップ5に入るとは予想しておらず、ブラウンへの期待値も高くなかった。
しかし、29歳のスウィングマンは開幕から高得点ゲームを連発し、12月にはラリー・バードと並ぶ、球団史上最長タイ記録となる9戦連続30得点超えをマーク。1月3日のロサンゼルス・クリッパーズ戦ではキャリアハイに並ぶ50得点を叩き出した。
アリナスは自身のポッドキャスト『The Gilbert Arenas Show』で、「彼は自分のスキルレベルを証明した」とブラウンを評価した。
「彼は第1オプションだ。NBAのベストSG(シューティングガード)のカテゴリーに彼を位置づけていないこと、MVPコールが起こらない事実は、彼にふさわしい評価を与える必要があることを示している」
さらにアリナスは、もはやテイタムとブラウンの序列は対等だとの見解を述べている。
「今の彼はロビンと呼ぶべきじゃない。彼はバットマンの看板を持っている。テイタムが戻ってきて2人が揃った時、どちらが優れているか、どちらがNo.1オプションかなんてどうでもいい。議論は終わったんだ。今や2人とも船を操れることはわかっている」
平均30点近くを稼ぐブラウン以外にも、デリック・ホワイトが平均18.4点、ペイトン・プリチャードが平均16.9点、シックスマンのアンファニー・サイモンズが平均13.5点をあげ、首位デトロイト・ピストンズ(27勝9敗/勝率75.0%)に肉薄しているセルティックス。
個人・チームともに現在の調子を維持できれば、ブラウンをMVPに推す声も増えそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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