
木村太哉は金髪のまま。J1で2年目の岡山が始動。指揮官が決意「自分たちの限界を作らず、限りなく上を目ざしていく」
1月7日にファジアーノ岡山が政田サッカー場で練習をスタートした。
J1で2年目のシーズンを迎えてオフに8選手が新たに加入したチームで、一際目立っていたのが木村太哉だ。岩渕弘人の結婚式に金髪に染めて出席したアタッカーは、この日も金髪のまま登場したが、練習後に取材に応じた木村は、また黒髪に戻すことに決めていると言う。
「美容院の予約が取れなかったんですよ(苦笑)。なので今日、黒に戻してきます。サポーターの方からもそのまま金髪でいてほしいっていう声がありましたけど、やっぱり俺は黒だろうと。調子に乗っちゃいけないです。金髪の自分を鏡で見てソワソワしているんで、自分らしくないってことです」
髪色で自分らしさを再認識していた木村は、2026年シーズンの意気込みを話した。
「最初にハーフシーズンがある特別な一年になりますし、年齢も上がってきましたけど、自分のやることは何も変わらない。コンディションをしっかりと持っていくことをまずやらなきゃいけないですし、チームがどんどん変わっていくなかで、ずっと居させてもらえることは本当に当たり前じゃないんで、それをしっかり噛み締めながら、先輩たちが残してくださったものを僕自身が言動で示していけるようにやっていきたいなと思っています」
同じポジションには若くて有力な選手も加入した。23歳の西川潤、22歳の河野孝汰と木村がどんな競争を繰り広げていくかは百年構想リーグの大きな注目点になるが、27歳の木村は落ち着いて語った。
「また若い選手がたくさん入ってきたんで、彼ら以上に若々しいプレーを見せていきたいなと思っていますけど、ここまで経験を重ねてきたんでプレーももうちょっと賢く、うまくやらなきゃいけない。頑張るベースはもちろん持ちつつ、これまで培ってきたものをプレーに活かして、良い意味で新しい自分を出していけるようにやらなきゃなと思います」
自分らしさは失わないまま、新たな一面も見せてくれるに違いない。
5年目の指揮を執る木山隆之監督も、「自分たちの限界を作らず、限りなく上を目ざしていく。そういう気持ちでやりたい」と決意を口にし、百年構想リーグは大きな変化は求めず前進していくつもりだ。
「今のところ、何か特別に変化をする必要があるとは思ってなくて、それよりも自分たちの突き進んでいる道を、より開拓していくために自分たちの戦い方をより深めていくことの方が重要だと思っています。特に我々のようにJ1の中で強敵に囲まれているチームは、やっぱり自分たちの強みをより磨いていくことが大事で、そのなかでちょっとでも変化があれば、それは大きな変化と言えると思う。大きくドラスティックに変えるよりも、J1の真剣勝負でどれぐらい自分たちが磨かれるかだと思うし、そういう半年にしたい」
ハードワークと献身性を全員でピッチの上で体現し、相手に襲いかかってアグレッシブな攻守を展開する岡山が26年も見られることは間違いない。ゴールに迫る回数を増やすことや攻撃の質を上げることに注力したいが、そのために自分たちの強みを失っては本末転倒だ。
まずは堅守を維持するため、新GKのレナート・モーザーは重要なキーマンとなる。木山監督も「僕たちもダーセン(スベンド・ブローダーセン)のところを埋めるのが、このオフの一番の課題だったんで、もう本当にたくさん選手を見た」と頷き、「そのなかから彼をチョイスしたんですごく期待しているけど、ただこればっかりは来てみてどれぐらいかを見てみないとっていうのはある。イメージとしては、シュートストップとかクロスへの対応が良くて、足もとも少しダーセンよりはできる。我々のチームのスタイルに合った選手だと思う」と話した。
もっとも、モーザーはビザの関係でまだ来日できておらず、14日から行なわれる宮崎キャンプには合流できる見込みとなっている。
取材・文●寺田弘幸
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