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『ばけばけ』ペリーとの結婚を認め「猪突猛進プロポーズ」をした勘右衛門 ヘブンの名付け親になる日も近い?

『ばけばけ』ペリーとの結婚を認め「猪突猛進プロポーズ」をした勘右衛門 ヘブンの名付け親になる日も近い?


小日向文世さん(2023年5月30日、時事通信フォト)

【画像】え…っ! 夫婦で立って並ぶと「なんか小っちゃくてかわいい」 コチラが小泉八雲さん(ギリシャ出身)と小泉セツさん(日本人)の身長差です

孫と同時にカップル成立させた勘右衛門

 2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、1890年に来日し、『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲さん(パトリック・ラフカディオ・ハーン)と、彼を支え、「再話文学」の元ネタとなるさまざまな怪談を語った、妻・小泉セツさんがモデルの物語です。

 第14週68話では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」が、ついに松野家の家族に「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」と夫婦になったことを話します。「司之介(演:岡部たかし)」や「フミ(演:池脇千鶴)」が驚くなか、ヘブンのことを「ペリー」と呼んで襲い掛かったこともあった養祖父「勘右衛門(演:小日向文世)」は、トキの気持ちを優先して結婚を認めました。

 そして、勘右衛門は「わしらは猪の目、猪突猛進じゃ」と家を飛び出し、以前から想いを寄せていた「上野タツ(演:朝加真由美)」に「ワシと一緒になってごしなさい」とプロポーズをします。タツも「待っちょりましたけん」と返事をし、ふたりは結ばれました。

「猪の目」とは、松江藩の藩印で武具にもある「猪目(いのめ)の紋」のことを言っているのでしょう。決して引かない誇り高き武士として、自分の想いをストレートに伝えた勘右衛門にはSNSで祝福の声が相次いでいます。

 勘右衛門はタツに恋をしてから考え方が柔軟になったのか、花田旅館での新年会ではヘブンの和装をほめ、彼に酌をする場面もありました。今後もヘブンの義理の祖父として、いい関係を築けそうです。

 そんな勘右衛門のモデルである稲垣万右衛門さんは、1896年2月にラフカディオ・ハーンさんが帰化した際、「小泉八雲」という日本名を提案した人物だと言われています。これは『ばけばけ』6話で勘右衛門が詠んだ、『古事記』にある日本最古の和歌「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を」が元となっているようです。

 ハーンさんはもともと来日前から英訳版の『古事記』を愛読しており、帰化前の著作『知られぬ日本の面影』(1894年)でも、「八雲立つ」という表現を何度も使っていました。そのためか、ハーンさんは1895年12月の西田千太郎さん(吉沢亮さん演じる錦織友一のモデル)宛の手紙で

「年寄りたちが、この名前を選びましたが、それで結構だろうと思います。それは、わたしが、今後神々の国に属していることを思い出させるものです」

 と綴っています。

『ばけばけ』では、いずれ勘右衛門の提案で、ヘブンの日本名が「八雲」に決まる場面も出てきそうです。尊敬する「ラストサムライ」の案なら、ヘブンも喜んで受け入れるのではないでしょうか。

※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」

参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(著:長谷川洋二/潮出版社)、『ラフカディオ・ハーン 西田千太郎 往復書簡』(訳:常松正雄/八雲会)

配信元: マグミクス

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