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14歳で顔面麻痺「こんな顔で生きられない」「人生終わったな」と絶望した私が、モデルを目指す理由

14歳で顔面麻痺「こんな顔で生きられない」「人生終わったな」と絶望した私が、モデルを目指す理由

顔面麻痺がある私がモデルとして届けたいこと

──信念を持って発信し続ける姿が印象的ですが、現在の活動以外にもやってみたいことがあるとお聞きしました。

14歳で顔面麻痺「こんな顔で生きられない」「人生終わったな」と絶望した私が、モデルを目指す理由

ファッションショーや雑誌で活躍するモデルになりたいです!大きすぎる夢だと言われることもありますが、いつかは海外にも進出したいです。

今は、大きな夢をかなえる一歩としてTikTokのライブ配信に力を入れているところ。TikTokには「ランウェイイベント」というファッション系の公式イベントがあるのですが、配信や応援数の結果によって、日本各地で行われるショーのランウェイ出演権を獲得できるんです。

──モデルを目指す理由は、小学生のころ夢だったことと関係があるのでしょうか?

子どものころは、かわいい洋服やキラキラした世界への憧れだけでモデルになりたいと思っていましたが、今はそれだけではありません。

病気で倒れたとき、私は命を落としてもおかしくありませんでした。だからこそ「せっかく今生きているのだから、憧れを憧れで終わらせない人生を歩もう」と決めたんです。

モデルって見た目が重視される世界じゃないですか。普通なら、顔面麻痺があるからあきらめようと思うかもしれません。だからこそ、私はあえて挑戦したいんです。顔を隠して生きていた私がモデルになることで、今もし何かの壁にぶつかっている人がいたら、「堂々と生きていいんだ」「私もやりたいことをやってみよう」と思ってもらえたら幸せですね。

病気・障害・容姿の悩みは世界共通。海外でも活躍できるモデルになりたいのは、前向きに生きるためのメッセージを世界中に届けたいからです。

──障害を抱えながらモデルを目指す挑戦の中で、特に大切にしていることはなんですか?

体型管理やポージングの勉強はもちろんしていますが、それ以上に大切なのは「どう生きているか」を発信することですね。顔面麻痺があること、容姿に絶望した過去を持つこと、双子の母であること。すべてが私の個性で、そんな私がモデルになることに意味があるので。

かっこよくポーズをきめた写真だけではなく、障害を抱えて生きる日常の苦労や育児のドタバタもありのままに発信しています。

──簡単ではないチャレンジ、不安や焦りを感じることはありませんか?

イベントへの出演が決まらなくてがっかりすることもあれば、不安定な収入に不安になることだってたまにはあります。それでも、SNSの発信で誰かの役に立っている実感があるので、モデルを目指す道を前向きに進めるんです。

障害とともに生きるようになってから、「なくしたものを数えないで、今あるものに目を向けて感謝しよう」と強く思うようになりました。

──最後に、スタジオパーソルの読者である「はたらく」モヤモヤを抱える若者へ、「はたらく」をもっと自分らしく、楽しくするために、何かアドバイスをいただけますか?

14歳で顔面麻痺「こんな顔で生きられない」「人生終わったな」と絶望した私が、モデルを目指す理由

キャリアの中で何かを失って落ちこむことがあっても、それを悪い出来事として終わらせないでほしいです。

私は顔面麻痺をチャームポイントにしてモデルの仕事に挑戦しようとしています。これは過去に起こったマイナスの出来事を強みに変える選択。コンプレックスも使い方を変えれば強みになるし、誰かを助けることができます。

思っていたのとは違うかたちでも、夢への道やキャリアは切り開けると私は信じています。つらい過去にふたをせず、見方を変えてみてください。自分の新しい価値が見つかるかもしれませんよ。

(「スタジオパーソル」編集部/文:徳山チカ 編集:いしかわゆき、おのまり 写真提供:しぶきさん)

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