日本ハム・新庄剛志監督が1月7日に始動した。例年恒例のチームスタッフ会議が行われ、
「楽しいシーズンになりそうだな、というところですね」
とニンマリだ。
日本ハムにはソフトバンクを自由契約になった有原航平が6年ぶりに復帰する。このオフ、最も話題になった補強だ。
新庄監督は昨年8月、フロントから有原獲得をもちかけられていたと内部事情を明かした上で、
「クリスマスからとんでもないプレゼントをもらって」
と大喜びだった。
昨季ソフトバンクの日本一に貢献した2年連続最多勝投手が加わり、
「僕の中ではもう打倒・小久保裕紀(ソフトバンク監督)!」
そう言い切ったのである。
日本ハムのエースだった上沢直之がメジャーリーグ挑戦の夢破れてたった1年で帰国すると、有原と同じくソフトバンクに加入したことで「育て方を間違ったのかもしれない」と発言していた新庄監督だったが、
「ソフトバンクから見ると、ルール違反を犯してはいない。生まれ故郷である九州には新庄監督のファンが多いのですが、このオフは有原をもっていかれたとあって、微妙な空気が流れています」(球界関係者)
有原獲得の仕掛け人は、日本ハムの吉村浩チーム統括部長だ。スポーツ紙記者からパ・リーグ事務局、阪神タイガース編成スタッフのキャリアがあり、2005年から日本ハムGM補佐に就任。日本球界の度肝を抜いた新庄監督誕生の仕掛け人でもある。
「2001年はMLBデトロイト・タイガースのGM補佐でした。この年、新庄監督がMLBに挑戦した年から、2人の蜜月関係は続いています」(前出・球界関係者)
監督就任から2年連続最下位の後、2位を2年続けた。昨年の今頃は「目標はリーグ優勝して日本シリーズの進出」と言及しているが、
「今季は独走。96勝!」
パ・リーグ歴代2位となる勝ち星でのリーグ優勝宣言だ。
「新庄監督は『吉村さんとの約束を果たしたい』と何度も口にしています」(日本ハム担当記者)
優勝を逃せば新庄監督の「進退問題」待ったなしの状況になった。
(小田龍司)

