レアル・ソシエダは現地1月4日に、今年最初の公式戦となったラ・リーガ第18節でアトレティコ・マドリーと1-1で引き分けた。連続未勝利は5試合に伸びたものの、強敵相手の勝点獲得には、各方面から概ねポジティブな反応が示されている。
クラブの公式サイトは、「ソシエダは勝点3を手にできなかったものの、チームが示した姿勢は素晴らしいものだった。ペッレグリーノ・マタラッツォ新監督率いるラ・レアルは、気概、闘志、そして個性を見せた」とレポート記事を締め、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は「チームは勝利に値した」と評した。
一方で同メディアは、「新監督が初勝利を挙げるために解決しなければならない問題点」として数ある得点機を逃した決定力不足を挙げ、「これ以上苦しまないためにも、次の金曜日に控えるヘタフェ戦でどうしても勝利を手にしなければならない」と指摘。クラブ公式サイトも、前述の賛辞について「ヘタフェ戦でもこれを継続しなければならない」と付け加えている。
バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』も、このイタリア系アメリカ人指揮官の初陣に手応えと期待を見出しており、まず「期待されていたチームの反応は、試合を通じた選手たちの振る舞いを見る限り、確かに表われていたように思える。プレーの強度は増し、攻撃性も一段階上がっていたが、これは往々にして正しい方向へ進むための最初の一歩である」と、再スタートを切ったソシエダの姿勢を称えた。
もっとも、「新監督の就任に際して、理論上は全員が横一線のスタートに立ち、その結果として何らかの反応が起きると予想される。そして、対戦相手がアトレティコであり、この相手は無視できないほどのモチベーションの上積みをもたらす存在だった」と、アトレティコ戦が特殊な状況下にあったとして、「問われるべきは、ホセ・ボルダラス監督率いるヘタフェとの一戦のように、全く異なる戦いの中で、チームがどのような反応を示すかという点だ」と、継続性の重要さを強調している。
さらに、「“ドクター”マタラッツォがこのチームの顔つきを変える『一次的な鼻整形』を施すために、特定の振る舞いを正すための介入が必要だったのは明白だ」という表現で、新監督によるラ・レアルの根本的な作り替えの必要性を改めて訴えた。
そして同メディアは、「セルヒオ・フランシスコ元監督の下では負傷もあって不調に陥るも、アトレティコ戦では積極的な姿勢で幾度も好機を演出し、自らフィニッシュにも絡んだ久保建英にも「自分を取り戻した」として、以下のように言及している。
「チームが上手く機能していない時、負の慣性は、グループ内での役割の大小に関係なく、全員を引きずり込んでしまうものだ。疑いなくこのチームにおいて最も違いを生み出せる選手である久保こそが、まさにその例である。彼はおそらく、誰よりもこの危機の影響を受けてきた。誰もが彼を見つめ、誰もが解決策を求めて彼にボールを託したが、その答はなかなか表われなかった。しかし、何かが変わりつつあるように見える」
ここまで2得点2アシストという記録にとどまっている背番号14は、アトレティコ戦に続き、古巣であるヘタフェに対しても好パフォーマンスを発揮して、ソシエダを降格の危機から脱出させるとともに、欧州カップ戦出場権争いまで引き上げられるか。
構成●THE DIGEST編集部
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