1月7日(日本時間8日)、海外FA権を行使している楽天の守護神・則本昂大に、MLB球団からメジャー契約を提示されたと、MLB公式サイトの記者が自身のXで伝えた。則本には、メジャー1球団のほか複数の日本球団からもオファーが届いているという。
則本は先発完投型の本格派右腕として長年、楽天のマウンドに君臨してきた。2024年からはリリーフに転身、ここ2年は年間50試合以上を投げている。120勝99敗48セーブと実績は申し分ない。ただ、気になるのは年齢だ。海外FA権の行使は本人の強い希望によるものだが、昨年12月に35歳になり、ここからのメジャー挑戦には懸念の声も少なくないのだ。
過去、35歳以上でメジャー挑戦した日本人投手は、下記の8人だ。=※カッコ内は所属した球団と当時の年齢=
02年 小宮山悟(メッツ、36)
04年 高津臣吾(ホワイトソックス、35)
06年 斎藤隆(ドジャース、36)
07年 桑田真澄(パイレーツ、38)
09年 高橋建(メッツ、39)
10年 高橋尚成(メッツ、35)
11年 建山義紀(レンジャース、35)
13年 岡島秀樹(アスレチックス、37)※2回目の挑戦
いずれも、日本球界で実績を残してきた投手だが、約半数が1年間で日本に復帰している。初年度は高津が19セーブ、高橋尚成が初年度10勝を挙げるなど一定の活躍を見せたものの、2年目以降は成績が振るわなかった。メジャー昇格時には40歳になっていた高橋建は、中継ぎで28試合に登板、防御率も2点台と好投したが、翌年の契約はつかみ取れなかった。一花咲かせることはできても、やはり年齢的にもパフォーマンスを継続することは限りなく難しいようで、成功例は8人中1人、12.5%と低確率なのだ。
「唯一、メジャーの水が体に合ったのが斎藤隆。初年度、チーム事情からクローザーに抜擢され大活躍しました。その後渡り歩きレッドソックス、ブレーブス、ブルワーズ、ダイヤモンドバックスと渡り歩き、メジャー7年間で84セーブ39ホールドを記録しました。渡米後、自己最速が5キロも伸びたことが有名です」(MLBライター)
はたして則本は、斎藤のように「殻を破る」ことはできるのか。
(稲田健市)
週刊誌や大手ニュースサイト等で広く活動するフリー歴10年の中堅ライター。得意ジャンルは野球を中心としたスポーツ記事とテレビ・ネット業界関連記事。

