【オースティン・バトラーの新展開】
オースティンさんといえば、『エルヴィス』以降、『デューン 砂の惑星PART2』『ザ・バイクライダーズ』『エディントンへようこそ』など、キラキラスター街道を歩まず、メジャーとインディーズの境界線上で結果を残してきた俳優。
個性的な役が多く、今回もひとクセある役どころではあるけど実にわかりやすいし、コメディに振り切って演じているのが新鮮。ハンクは基本ダメ男なので、これまで見たことのないオースティン・バトラーを見た感が強いです。
そして、いやに彼の顔アップが多いように思いましたねー。やはりあの美しい瞳と色気にはベテランのダーレン・アロノフスキー監督も抗えなかったんだな、撮りたくなっちゃったんだなと。特に最後のドアップはまさに眼福!
【困難が人生を上昇させる】
ネタバレになるので多くは語れないのですが、下ネタや殺しもあり、けっこうカオスな世界観です。
下手したら殺されるかもしれない状況に追い込まれ「俺の人生なんなのよ」と思ってもおかしくないのですが、恋人と暮らしながらバーテンダーをやっているときよりも、ハンクがイキイキしているような気が。「何がなんでも生きるぞ!」みたいなポジティブさにつながっていると感じました。
ハンクを演じたオースティンさんも
「ハンクはニューヨークで最低限の暮らしをしている。そこに命のやり取りになる状況が次々に襲いかかる。それが心臓に電気ショックを与えるように彼を蘇生させ、彼が大切な人を守るため、そして自分が死なないために責任を引き受けさせるんだ」(公式インタビューより抜粋)
と語っています。
とんでもない不運を人生の転機に変えていくハンク。気持ち次第で人生は変わっていくものなんだと改めて思いました。
新年1発目に見るのに最適なアクションコメディ『コート・スティーリング』。オースティンさんの新たな一面を楽しみつつ、彼の美しい瞳に吸い込まれてください!
執筆:斎藤 香(c)Pouch
『コート・スティーリング』
2026年1月9日(金)より全国ロードショー
監督:ダーレン・アロノフスキー
原作・脚本:チャーリー・ヒューストン
キャスト:オースティン・バトラー、レジーナ・キング、ゾーイ・クラヴィッツ、マット・スミス、リーヴ・シュレイバー、ヴィンセント・ドノフリオ、ベニート・マルティネス・オカシオ

