元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は既にピークを過ぎていると示唆した。
クルサードは先日、ポッドキャスト番組の「レッドフラッグス」に出演。そこではさまざまなトピックが話されたが、その中のひとつに”自らにとって最高のF1チャンピオンは誰か?”というものがあった。
アイルトン・セナやアラン・プロスト、ファン・マヌエル・ファンジオ、ジャッキー・スチュワートといった往年の名ドライバーも含む候補からクルサードが絞りこんでいくと、最後は現役のハミルトンとマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の二択となった。
そして最終的にクルサードが選んだのはフェルスタッペンだった。彼はその選択の理由を、次のように語った。
「僕はマックスを選ぶ。これは、僕のことが好きな人でも、嫌いな人でも驚きではないだろう」
「理由はこうだ。すべての世代はより良くなるべきだと思っている。それが進化というものだ」
「そこには世代の重なり合いがあるし、ハミルトンが信じられないほど素晴らしい存在であることも事実だ。ただ、どこかに少しのズレも感じる。マックスはとても地に足がついていると感じる。彼がここにいれば、それは“ただのマックス”なんだ。インタビューや記者会見でも、彼は不満ならはっきりそう言うし、それを口に出すことをためらわない。嬉しい時も、悲しい時も、自分の信念をしっかりと持っている」
そしてクルサードは既にハミルトンがピークを過ぎている可能性も考慮していると語った。
「だからフェルスタッペンを選ぶ。ハミルトンの全盛期の姿と比べると、二人を区別するのは本当に難しい」
「ただ、僕は“全盛期のハミルトン”とあえて言い続けている。彼がもう全盛期じゃないと確信できているわけじゃない。自分のような“負け犬”がそんなことを言うのは物議を醸すだろうけどね」
「しかし、偉大なドライバーというのはチームメイトと互角に戦うか、打ち負かすものだと思う。ここ数年、僕の記憶違いでなければ、彼はジョージ(ラッセル/メルセデス時代終盤のチームメイト)に対してそれができていなかった。そしてシャルル(ルクレール)に対しても、そうできているようには感じない」
「だから意見は脇に置いておいて、F1で究極的に重要な2つの要素だけを見るべきだ。つまりストップウォッチとチェッカーフラッグだ。それ以外はすべて意見に過ぎない」
「ストップウォッチは予選順位を示していて、チェッカーフラッグは優勝トロフィーの数を示すものだ。そして僕としては、ルイスにはもはや圧倒的なスピードがないのではないかと感じている。でも、彼には最大限の敬意を払うべきだ。一方でマックスは、いまだに成長しているように感じるし、まだ伸びしろがあるように感じられるんだ」

