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いけばな草月流家元が京都大学で語った自由と創造の思想

文化を未来へつなぐという選択 草月流が見据えるこれから

草月流第四代家元
勅使河原茜(てしがはら あかね)

2001年に草月流第四代家元に就任しました。自由な創造を大切にする草月流のリーダーとして、多様化する現代の空間にふさわしい、いけばなの新しい表現を追求しています。
植物の生命感を生かした瑞々しい作品を国内外で発表する一方で、いけばなを通して子どもたちの感性や自主性を育む「茜ジュニアクラス」を主宰しています。

いけばな草月流の歩みを振り返ると、そこには一貫して「今の時代とどう向き合うか」という問いがあります。型を学びながらも型にとらわれず、伝統を受け継ぎながらも変化を恐れない。その姿勢は、花の世界に限らず、社会のさまざまな場面と静かに重なっています。

大学という学びの場で行われた今回の講義も、草月流が長年続けてきた取り組みの延長線上にあります。いけばなを通して語られたのは、技術や形式ではなく、選び続けることの意味や、変わり続ける勇気でした。それは、文化を過去のものとして保存するのではなく、未来へと手渡していくための考え方でもあります。

草月流は、2027年に創流100周年という節目を迎えます。長い時間をかけて育まれてきた「自由」と「創造」の精神を軸に、これからも社会との接点を広げながら歩みを進めていくのでしょう。今回の講義は、その現在地を示す一つの象徴的な出来事だったのかもしれません。

一般財団法人草月会(いけばな草月流) 概要

一般財団法人草月会は、1927年に創流された「いけばな草月流」の本部・運営を担う団体です。初代家元・勅使河原蒼風が掲げた「自由」と「創造」の精神を受け継ぎ、いけばなを型にとらわれない表現として発展させてきました。
家庭でのいけばなはもちろん、ウインドーディスプレーや舞台美術など、社会のさまざまな空間に植物表現の可能性を広げています。

公式サイト:https://www.sogetsu.or.jp/

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