現地時間1月7日(日本時間8日、日付は以下同)に行なわれたニューヨーク・ニックスとロサンゼルス・クリッパーズの一戦は、ホームのニックスが123-111で快勝を収めた。
この試合、第3クォーター途中までは同点9回、リードチェンジ11回と接戦が繰り広げられるも、そのピリオド終盤から第4クォーター開始5分にかけて、ニックスが20-5のランを仕掛けて一気に逆転。そのまま粘る相手を振り切り勝利、連敗を4でストップさせた。
ニックスはジェイレン・ブランソンがゲームハイの26得点、カール・アンソニー・タウンズが20得点に11リバウンド、OG・アヌノビーも20得点と3選手が20点オーバーを記録したほか、マイルズ・マクブライドが16得点、ミケル・ブリッジズが15得点、ベンチからジョーダン・クラークソンが12得点をマーク。
一方のクリッパーズがカワイ・レナードがチームトップの25得点、ジェームズ・ハーデンが23得点に9アシスト、イビツァ・ズバッツが22得点に11リバウンドとこちらも3人が20点超えを奪い、ジョン・コリンズも18得点に10リバウンドのダブルダブルと奮闘するも、白星には届かなかった。
試合後、今季からニックスを率いるマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は、チームの勝利を称えつつ、クリッパーズのタロン・ルーHCとの関係性について言及した。
「彼は間違いなく私をぶっ飛ばしたいし、私も彼をぶっ飛ばしたい。たとえ彼が苦しい時期を過ごしていても、私が苦しい時期を過ごしていても、その気持ちは変わらないね」
もちろん、これは2人が互いを信頼し、リスペクトし合っているからこその発言。両者は同じチームで共闘したことはないが、ルーがロサンゼルス・レイカーズのルーキーで、ブラウンがワシントン・ウィザーズでコーチングキャリア1年目(当時はアシスタントコーチ)だった1998年のある日、複数人でシュート対決に興じた時から交流が続いているようだ。
ただ、この28年前の出来事で起きたある“事件”が、今も解決していないという。シュート対決の結果はルーが負け、ブラウンに100ドルを支払う予定だったそうだが、いまだに踏み倒されているというのだ。
これについてブラウンは、会見の最後に「タイ、お前、今年の年俸1400万ドルだろ?たった100ドルだったはずだ。クリッパーズのメディア関係者いるか?頼む、私の金を返させる手助けをしてくれ」とジョーク交じりに語り、笑いが起こった会場を後にした。
実はこの話、2017年にも一部で話題となっていた。ルーがクリーブランド・キャバリアーズのHCとして、ブラウンがゴールデンステイト・ウォリアーズのアシスタントコーチとして、ファイナルで対決する直前のこと。同じようにブラウンは、メディアを通じて100ドルを返すよう、冗談を飛ばしていた。
ただ、ルー側の認識は違うようだ。曰く、何度も支払いを試みるも、ブラウンから拒否されているようで、2017年のファイナル前にこう明かしていた。
「返そうとしたけど、受け取らなかった。だから今も借りがあるって言ってるんだ。彼は金を取ろうとせず、それから19年連続で『お前は俺に100ドル借りてるぞ』って言ってくるんだよ。絶対に受け取らないのさ。
でも、ずっとマイクとは親しく、彼をとても尊敬している。いつも素晴らしい人物なんだ」
ルーが金を返さないのか、それともブラウンが受け取りを拒んでいるのか。おそらく後者が真実だろうが、いずれにせよ2人は良好な関係性を築いているようだ。
構成●ダンクシュート編集部
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