男子テニス元世界ランキング13位のニック・キリオス(オーストラリア/30歳/現670位)が1月9日に自身の公式インスタグラム(@k1ngkyrg1os)のストーリーズ(24時間で自動消去される投稿)を更新し、再来週開幕するテニス四大大会「全豪オープン」(2026年1月18日~2月1日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の男子シングルスには出場しない意向を表明した。
ヒザをはじめ度重なるケガに悩まされてきたキリオスが2023年以降にプレーした試合はわずか6試合。現在は600位台までランキングを落としている。現状では四大大会も本戦どころか予選すら出場できない状況だ。
そんな中で現在開催中の新シーズン開幕戦「ブリスベン国際」(26年1月4日~11日/オーストラリア・ブリスベン/ハード/ATP250)で約10カ月ぶりのツアー復帰を果たしたキリオスは、既報の通り全8名で残り3枠となっている全豪男子本戦のワイルドカード(主催者推薦/以下WC)が誰に付与されるのか、豪テニス連盟からの発表を待っている状態にあった。
しかし今回の投稿でキリオスは、まだコンディション的に5セットマッチを戦うのが難しいとの理由で、シングルスをプレーしないことを発表。ストーリーズには次のように綴られている。
「全豪のトーナメントディレクターと話した上で、今年の大会ではダブルスに専念することを決断した。すでに体調は戻っていて試合にも復帰しているが、5セットマッチというのは別次元のもので、最後まで戦い抜く準備がまだ整っていない。
全豪は自分にとって何よりも大切な大会だが、その舞台で本当に戦える準備ができている人に枠を譲りたいと思う。今は全てが積み重ねの途中。来年こそは戻ってきて、コートで思い切り戦うつもりでいる。ではまた、会場で会おう」
おそらくキリオスは今大会、同胞で親友のタナシ・コキナキス(元65位/現450位)とのペアで男子ダブルスに出場すると思われるが、現状2人は共にダブルスのランキングを持っていないため、参戦するにはWCの獲得に頼るしかなさそうだ。
文●中村光佑
【動画】キリオスがコバチェビッチに敗れた「ブリスベン国際」1回戦のハイライト
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