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「真の輝きを放った」同点弾をアシスト!新体制初戦の久保建英にソシエダ番記者が賛辞「タケの課題として多くの人が指摘してきたことが…この日は違った」【現地発】

「真の輝きを放った」同点弾をアシスト!新体制初戦の久保建英にソシエダ番記者が賛辞「タケの課題として多くの人が指摘してきたことが…この日は違った」【現地発】


 レイナルド・ドゥヌエは、レアル・ソシエダの歴史に深い足跡を残した指揮官の一人だ。無名の存在として着任し、キャリア最大のチャンスに飢えていたその姿は、今回のペッレグリーノ・マタラッツォと重なる。

 2002-03シーズン、あと一歩でラ・リーガ制覇という奇跡に迫ったフランス人指揮官は、呪文のように「Vitesse(速さ)」という言葉を繰り返した。1タッチ、2タッチでボールを動かし、停滞を極端に嫌った彼のスタイルは、走ること以上に「ボールを速く移動させること」に心血を注いでいた。

 多くのファンは、なぜ今ソシエダがマタラッツォを選んだのか困惑している。その答えは、プレミアリーグでその手腕を高く評価されているアンドニ・イラオラの言葉にあるかもしれない。ボーンマスの指揮官は、選手・指導者としてマタラッツォがキャリアを築いたドイツサッカーをこう評している。

「私はドイツのサッカーが大好きだ。いち観客として見ていても、常に『何かが起きる』というワクワク感を与えてくれる。そこでは全員が攻守に役割を担う。アタッカーは守備の第一線としてプレスをかけ、CBは機を見てボールを持ち上がり、最終ラインを統率する。フットボールのあらゆる要素が凝縮された、極めて戦略的なスタイルだと思う」
 
 懸念がないわけではない。ラ・リーガでの経験不足というリスクに加え、何より問われるのは「今のソシエダに彼の理想を体現できる駒が揃っているか」だ。とりわけ、スペースを突く圧倒的なスピードを持った選手が欠けている現状は、彼が志向するサッカーの実現を阻む大きな壁となるだろう。

 しかし、マタラッツォはサン・セバスティアンにうまく着地したようだ。持ち前の人間性でチームに溶け込み、新たな手法を導入した。主力数名を欠いたアトレティコ戦での初陣は、希望に満ちていた。これまでの「遅すぎて予測可能」だった退屈なパス回しを脱却し、高い位置で奪うやいなや、稲妻のように敵陣へ襲いかかった。

 タケ・クボ(久保建英)、ゴンサロ・ゲデス、ブライス・メンデス、ミケル・オジャルサバルといった質の高い攻撃陣が本領を発揮した時、ソシエダはどんな強豪とも渡り合える。かつてドゥヌエが求めたパススピードと、現代的な「全員攻撃・全員守備」の融合。この大胆な招聘は、ソシエダに新たな活力をもたらすかもしれない。
 
 マタラッツォ監督がタケに用意した役割は、基本的には前任者たちと大きく変わるものではなかった。右サイドに張り、そこからドリブルやシュートに持ち込む形だ。しかし、この試合で際立っていたのは、そこに至る「配球のアプローチ」の変化だった。

 タケの課題として多くの人が指摘してきたこと――それは足元でボールを受けすぎる傾向だ。だがこの日は違った。ロングボールを「走りながら」受ける場面が多く、その結果、マーカーに対してスピードに乗った状態で仕掛けるという、より優位な状況を作り出していた。

 同点ゴールが生まれた55分のシーンこそ、まさにその象徴だ。ブライスがスペースに放ったロングパスにタケが反応。加速したままエリア内に侵入すると、ファーサイドで完全にフリーになっていたゲデスを見逃さなかった。ゲデスはタケからのラストパスを落ち着いてトラップし、豪快にネットを揺らした。古巣対決となったスルロットに先制点を許した、わずか5分後の出来事だった。

 実を言えば、試合開始直後のタケは、積極的なプレスは見せていたものの、攻撃に絡むのには苦労していた。しかし39分、ようやく真骨頂を披露する。右サイドを切り裂いて送ったマイナスのクロス。オジャルサバルが合わせたが、惜しくも相手DFのブロックに阻まれた。
 
 タケが真の輝きを放ったのは、同点に追いついた後だった。69分、セルジオ・ゴメスが大きく振ったボールを呼び込むと中央へカットイン。しかし、かつてのチームメイトであり、その動きを熟知しているル・ノルマンが立ちはだかる。シュートコースを完璧に消され、タケはまともな一撃を放つことさえできなかった。

 その後もタケの躍動は続く。74分には、オジャルサバルのボール奪取からブライスのパスを受けたタケがダイレクトシュート。これは名手オブラクの横っ飛びセーブに防がれた。交代直前の86分にも自らボールを奪ってオジャルサバルとの連携からシュートを放ったが、力なく守護神の腕の中に収まった。

 要するに、ソシエダは勝利に値する戦いを見せたが勝点2をこぼし、タケもまたゴールに値したがオブラクという壁に阻まれた。「勝てたはずなのに勝てなかった」という、いつもの物語の繰り返しである。

 確かに新監督の下で、手応えはこれまでと違っていた。しかし、身も蓋もない言い方をすれば、ビッグクラブとの対戦は、チームの実力を測る物差しとしては不確かな部分が多い。その虚実を確かめる「リトマス試験紙」となるのは、9日のヘタフェ戦だ。

取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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