登山歴10年の東野幸治率いる “東野登山隊”。彼らのガチ登山に密着した人気ドキュメントバラエティ番組『PEAK HUNT 東野登山隊』の新シリーズが、1月16日(金)から動画配信サービス・FANYチャンネルなどでスタートします。今回、挑むのは北アルプス(飛騨山脈)に位置する奥穂高岳(標高3190メートル)。かねて東野が「いちばん登りたい山」と語っていた名峰へ、いよいよチャレンジです。そこで気になる配信を前に、登山を終えた東野とメンバーの庄司智春(品川庄司)に今回の挑戦について語ってもらいました!

奥穂高岳はカッコいい山
“東野登山隊”は東野、庄司に加え、木村卓寛(天津)、椎葉宏治(東野登山隊ディレクター)の4人からなる“本気”の登山隊です。今回のシーズン12で目指すのは、日本で3番目に高い山として知られる奥穂高岳。連続する急斜面の岩稜帯を進むジャンダルム(岐阜・長野県境、標高3163メートル)を含む、西穂高岳から奥穂高岳の稜線縦走ルートは、国内でも最難関クラスと言われています。
――奥穂高岳といったら非常に難しい山ですが、ここを選んだ理由を教えてください。
東野 剱岳、穂高、槍ヶ岳と(北アルプスの代表的な難関峰が)3つあって。その3つを登ったら、「登山を趣味にしてる」と胸を張って言えるそうです。剱は前に登ったので、あとは槍か穂高で、両方調べると、ジャンダルムの穂高のほうがカッコいいというか。
――カッコいい?
東野 写真を見ても、ちょっとカッコいいじゃないですか。ちょっと危険な感じ。(登山家の間では)「え、穂高行ったん?」てなるんですよね。槍と比べるとロケもしやすいし、なおかつハラハラ危険な感じもあるから。「こいつら真剣やねんな」って手っ取り早く思われる。男性としてのアドレナリンが、ペットボトルのフタぐらいの微量ですけど、出るので(笑)。
お笑い界でも、穂高を登った人はまだいないので、「先に手をつけとかんと。誰かに行かれる前に」みたいな気持ちもあります。

庄司 僕は、東野さんの言う通りに従うだけなんで。実は僕は、剱岳の登頂は参加できてないんですよ(シーズン9は体調不良のため不参加)。だから、このジャンダルムを制覇したら、もう剱も登ったことにしてくださいって交渉はしてるんですけど、なんとなく空気は許されてないです(笑)。
危険なところは励ましあって進んだ
ジャンダルムを制覇するためには、細い尾根や連続する急斜面の岩稜帯を進んでいかなければなりません。その攻略のため、東野登山隊はトレーニングを実施。戸隠山(とがくしやま)では滑落すれば命にかかわる危険な難所「蟻の塔渡り」に挑戦し、三ツ峠(みつとうげ)では、ロープを用いて崖を懸垂下降で降りていくなど、確かなロープワーク技術を習得しました。そのトレーニングの模様も、シーズン12で配信されます。
――ジャンダルムに挑むのは恐怖を感じませんか?
庄司 いや、怖いですよ。怖いですけど、今回はいろんな山で練習もさせてもらって。意外と経験したら、「あ、好きかもな」って。自分に合ってるなというのは、肌で感じましたね。
東野 筋トレじゃないけど、山と向き合うというか。誰も助けてくれませんしね。
庄司 全部自分なんで。
東野 それが楽しい。
庄司 危険なところも、お互い励まし合いながらできましたし。そこを一つひとつ超えられる実感があるから、自分に合ってると思いましたね。

――練習の登山では、東野さんが軽やかな動きをしていました。この番組以外でも懸垂下降やロープワークの訓練は実践しているんですか?
東野 なかなかトレーニングする時間はないんですけど。ただ、やっていくうちに(ロープワークを)身につけると、こんなにラクなものがあるんやってくらい、めちゃくちゃ楽です。足を滑らせても、ちゃんと止まるように固定されてるし、事故が起きない状態になってるので。ラクだし、気持ちいい。
――大変という気持ちはないですか?
東野 いやいや、もう時短メニューみたいな感じですよ。
庄司 ははは(笑)。
――一方、木村さんは、懸垂下降をすごく怖がっていましたね。
東野 それがわかんないんです。ほんまに怖がっているのか、カメラの寄りがほしいのか。
庄司 ははは(笑)。自己演出じゃないですか。
東野 でも、そこを聞くのもナーバスなところやし。それぞれのタレントの考え方やから、オレは聞けないんですけど。「そんな怖いかな?」って不思議なんですよね。