60分のセッションがスタートすると、トヨタ勢を先頭に各車が続々とコースインしていった。タイヤを温め、各車が予選シミュレーションを実施し、タイムを出していく。
ここでトップタイムを刻んだのは、アストンマーティン・ヴァルキリー。007号車のハリー・ティンクネルが1分29秒492を記録した。その後ろにはハーツ・チームJOTAの38号車と12号車、そしてキャデラック勢が僅差で続いた。
プジョー勢も94号車がアストンマーティン009号車の後ろ5番手につけた。初日のフリー走行から好調だったプジョー、アストンマーティンにキャデラック勢が割り込んだような形だ。トヨタ勢は8号車が9番手、7号車が12番手となった。
その後は各車がロングランへ移行したが、プロトン・コンペティションの77号車フォード・マスタングがターン1のランオフエリアでストップ。フルコースイエローが出された。どうやら冷却系絡みのエンジントラブルだったようだ。
その後も、各車はレースに向けて走り込みを続け、順位もセッション序盤から変わらないままセッションは終了。総合トップとなった007号車は、ロングランでも良いペースでラップを刻んでおり、ヴァルキリーにとって初のトップ10フィニッシュどころか、表彰台のてっぺんも狙えるような勢いだ。
LMGT3クラスは、ハート・オブ・レーシングの27号車アストンマーティン・ヴァンテージがトップ。佐藤万璃音擁するユナイテッド・オートスポーツ95号車マクラーレンは4番手となった。

