おタエの神々しい表情

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おフミが「私たちのことも大好きになってね」と言うと、「ハイ。オフミママサン」と返事し、おタエのほうを向いて、「オタエママサン」と。
めでたしめでたし。かと思いきや、今まで泣いていたおトキが「駄目、駄目」と物申します。「ずるい、ずるい…、私だって、ずっと言いたかった…母上って」。
建て前を取り払ったら、本音、本音の嵐。おトキが秘めた想いを口にすると、「ゴメンナサイ。ドウゾ」とヘブン。おトキに場所を譲ったものの、「無理無理無理…」と、簡単には「母上」と言えないようで…。
そんなおトキに「なら…『ママさん』はどう? 『ママさん』なら言えるんだない?」と提案するおフミ。「ママさん…ママさん」泣きじゃくりながら呼ぶおトキに「はい」とおタエ。満面の笑みからの泣き顔に光りが射し、神々しくもありました。
これで、めでたしめでたしかと思いきや、今度は三之丞が倒れます。気が抜けたということで、そんな三之丞に、「叫びますか? 坊ちゃん」と司之介。「こげな時は叫ぶのが一番です。だらくそが~!」

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「なら、みんなで一緒にやりません? 家族一緒に」とおフミが提案します。「カゾク…」、自分も家族の一員なんだという喜びをかみしめるヘブン。
「だらくそが~!」「だらくそが~!」「だらくそが~!」
庭に向かって全力で叫ぶ家族たち。とびきりの笑顔が印象に残りました。ひとり控え目に叫ぶおじゃま虫・錦織。丸く収まって安堵したことでしょう。
めでたしめでたし。
(桧山珠美/TVコラムニスト)
