スケートボード・ストリート種目の世界最高峰プロリーグ「ストリートリーグ・スケートボーディング(SLS)」で通算4度の優勝を誇るストリート界の“絶対王者”ナイジャ・ヒューストン(米国)が自身のSNSで、頭蓋骨および眼窩骨折と診断されたことを明かした。
スケートボード界に衝撃が走るなか、米専門メディア『The Berrics』は王者の事故を受け冷静なコメントを発信。「限界に挑み続けて、もうすぐ20年。その年月を考えれば、限界に挑み続ける以上、深刻な怪我を負うのは避けられないリスク。それもスケートボードの一部だ」とし、ハイレベルなスポットやトリックに挑んだ結果だと評している。
大会やコンテストだけでなく、ストリートの最前線でメイク(成功)か大怪我か、という紙一重の挑戦を続けてきたナイジャ。今回の大怪我はスケートボードが常に「命のリスク」と隣り合わせであるということを改めて示す事例となった。
近年は、街中の縁石でのスライド、階段や手すりのレールでのスライドやオーリー、坂道でのダウンヒル、バンクやR形状のスポットを攻めるスケーターが増加している。競技人口が増える一方、ナイジャの大怪我は一般スケーターに対しても、「ストリート滑走に潜むリスク」を強く印象づける出来事となった。
ネット上では安全面を不安視する声も少なくなく、ヘルメット着用を推奨する声が噴出。「あの転倒は本当に酷かった」「見てるだけで痛い」「生きてて本当に良かった」「危険なことが毎日起きてる」「若いファンも見てるからヘルメット被ってくれ」「スポンサーが契約で義務付けるべき」「あんなコンクリートへの顔面ダイブ、普通ならダメだ」「またあのレールに戻るの?」「ヘルメットを流行らせてくれ」などと指摘する声があり、スケートボードのイメージ低下が危惧されている。
ただ、危険と隣り合わせであることを重々認めている同メディアは「友人の一日も早い回復を願いつつ、ここで改めて立ち止まり、滑りがどのように進化し、時代とともに変貌してきたのかを振り返り称えたい」と綴り、街中のスポットで圧巻のライディングを見せるナイジャの映像をアップ。スケートボードの持つ魅力、素晴らしさを改めて訴えた。
24年のパリ五輪ではストリート男子で金メダリストの堀米雄斗らとレベルの高いトリックを繰り広げ、銅メダルを獲得したナイジャ。コンテストだけでなくストリートでも実績を残す31歳の滑走姿にファンからは、「ナイジャは別格」「ここまで攻めるヤツは他にいない!」「最悪の事態になっていてもおかしくなかった」「ここまで大事故が起きなかったことに衝撃」「子どもの頃からレール攻めまくってたのヤバすぎる」などと、挑戦的な姿勢を支持する声もある。
いずれにせよ、世界中のファンがナイジャの早い回復を祈り、衝撃的なライディング再演を待ち望んでいる。
構成●THE DIGEST編集部
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