楽天ペイのポイント還元制度が、2026年3月から大きく変わる。楽天による公式発表の中身に「改悪だ」「もう使わない」といった声が急増しているのだ。では実際に何が変わり、ユーザーにどんな影響が出るのか。
今回の変更の対象になるのは、楽天ペイで楽天キャッシュを使って支払う場合のポイント還元だ。これまでは楽天ポイントカードの提示が月2回以上で還元率1.5%、2回未満でも1.0%付いていた。ところが新制度では、提示が月5回以上で1.0%、5回未満だと0.5%に引き下げられる。
一見すると小さな変更に見えるが、楽天ペイを普段使いしている人ほど、影響は大きい。コンビニやスーパーなどで支払いを重ねてきた利用者にとって、還元率が1.5%から0.5%になる差は無視できない。
とりわけ不満が集中しているのは、楽天ポイントカードの提示回数が条件になっている点だ。月5回という条件は、楽天の店をあまり使わない人には、かなりハードルが高い。ポイントカードを出し忘れると、還元率が0.5%になってしまう点もそうだろう。
これまで楽天ペイを常用していたユーザーの、生々しい指摘を見てみると…。
〈楽天経済圏のメリットが年々減っている〉
〈囲い込んだあとに条件を厳しくするいつものやり方〉
楽天カードや楽天モバイル、楽天市場などをまとめて使うことでポイント還元が積み上がる「楽天経済圏」が強みだったが、ポイント条件の変更が続いたことで、そのメリットを感じにくくなった、ということだ。
その一方では、こんな割り切った考え方もある。
〈楽天ペイを使わず楽天カードで払えばいい〉
〈決済手段を使い分ければ済む〉
楽天ペイ自体が使えなくなるわけではなく、楽天キャッシュ払いの条件が変わるだけだからだ。ただ、還元率が下がる中で、これまでと同じように使い続ける意味があるのかどうか、迷う人は増えている。
今回の変更は、楽天が収益性を重視し始めていることの表れとも言える。ポイント還元を武器にユーザーを増やしてきた時代から、条件を細かく設定してコストを抑える段階に入った、という見方もできる。ただ、そのしわ寄せが利用者側に向かえば今後、使う人が減るかもしれない。
3月の制度変更まではまだ時間があるが、楽天ペイをこのまま使い続けるかどうか、考え始める時期にある。少なくとも、知らないうちに還元率が下がっていた、などということにならないよう、条件はしっかりと確認しておきたい。
(ケン高田)

