現地時間1月9日に行なわれたラ・リーガ第19節で、レアル・ソシエダは2-1でヘタフェを下して5試合ぶり(公式戦では6試合ぶり)の白星を挙げ、ペッレグリーノ・マタラッツォ監督に初勝利をプレゼントした。
敵地での一戦、36分にブライス・メンデスのダイレクト弾で先制したソシエダは、90分を回ったところでファンミの同点ゴールを許し、またしても勝点3奪取を逃すかと思われたが、アディショナルタイムの6分、久保建英が蹴ったCKが、DFホン・アランブルの頭に合い、劇的な決勝ゴールが決まった。
これで2試合連続アシストの久保。データ専門サイト『FOTMOB』によれば、日本代表MFは古巣相手にボールタッチ59回、シュート1回(枠外)、パス19回(成功14回)、チャンスメイク3回、ドリブル5回(成功2回)、タックル4回、インターセプト1回、ボール奪取6回、デュエル20回(勝利10回)、ファウル1回、被ファウル4回というスタッツを記録している。
現地メディアの久保に対する評価を見ると、局面での激しいバトルを身上とするホームチームに苦戦する場面も少なくなかったこともあり、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点で「1」止まり。一方の『as』紙も同採点としたものの、記事では「(マーカーの)ディエゴ・リコにプレッシャーをかけながら非常に積極的にプレーした」とポジティブに評し、個別評価では以下のように寸評を綴った。
「ヘタフェが深く引いて守る非常に締まった試合展開の中で、前半は見せ場が少なかったが、後半はより鋭さを増し、危険度の高い形で縦に切れ込む場面が増えた。アディショナルタイムには、放ったシュートが枠の外に逸れた」
バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、勝ち越し場面を「ソシエダは、土壇場で、しかも今回はセットプレーからこれを成し遂げた。久保のCKは良いボールだったが、GKダビド・ソリアの飛び出しは拙く、ゴールを空けてしまった上にボールに触れることすらできず。その背後にアランブルがおり、彼は流れに乗る形で、勝点3を自チームにもたらすヘディングシュートを放った」と伝え、相手の守備の問題も指摘している。
個別評価では、この日本人アタッカーのプレーを「切れ味鋭い」と総括し、「まさに“刃”のような存在。期待されるほど決定的ではなかったかもしれないが、(対峙した)ディエゴ・リコはほとんどの場面で彼を止められず。守備面でも大きく貢献し、最後まで自分のマッチアップする相手を守備で追いかける場面もあった。リコのボールロストを誘発してミケル・オヤルサバルにシュートを打たせ、その後にも1対1の場面でオヤルサバルを上手く使った。素晴らしいプレー内容だった」と称賛した。
クラブの地元バスク・ギプスコアの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、「久保のCKに頭で合わせたアランブルにより、ソシエダは勝利の歓喜へと一気に転じた。これはシーズンを通して流れを変え得る一撃である」と、このゴールの重要性を強調したが、同時に「もっと余裕のある勝利という形でチームの(新体制での)変化を示すべきだった」と逸機の多さにも言及している。
そのお膳立てをした背番号14に対しては、10点満点の採点で及第点となる「6」を付与し、寸評では「立ち上がりは低調も、次第に調子を上げた。前半は嘆かわしい出来だったが、後半には試合にしっかり入り込み、何度もチームの2点目を生み出しかけた」と、その90分間のプレーを振り返った。
最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「その創造性はラ・レアルの最大の武器だったが、リコに上手く守られ、ボールを持った場面ではそれほど輝けなかった。一方で、局面ではプレッシングとボール奪取の面で良い働きを見せた」と、攻撃面に対しては厳しめの評価を下し、「5.5」というチームで2番目に低い採点を与えている。
構成●THE DIGEST編集部
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