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F1王者ノリス、ネジの1本まで気になった決戦を振り返る「残り2周、時間が遅く流れていた」

F1王者ノリス、ネジの1本まで気になった決戦を振り返る「残り2周、時間が遅く流れていた」

2025年のF1ワールドチャンピオンに輝いたマクラーレンのランド・ノリスが、頂点に立ったあと初めてのVlogを公開。決戦となった2025年最終戦アブダビGPの心境を振り返った。

 ノリスは動画の中で、最終戦までの1週間が「人生最大のレース」であったと表現しており、ライバルのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)や、チームメイトのオスカー・ピアストリを相手にチャンピオンを自力確定できる3位以上の結果に向けて準備を進めていたものの「どう振る舞えばいいのかわからなかった」と話している。

「何かを勝ち取るというのは、ほとんどすべての少年の夢だ。とても若い頃は、いつか勝ちたいと希望したり夢見たりするけれど、実際に自分ができるとは思わないものだ。僕たちは、それを成し遂げたんだ」

 ノリスは2025年12月に行なわれたFIAの年間表彰式の前、自分のカメラに向かってそう語った。

「人生最大のレースを前にした1週間……そして、どうしていいかわからなかった。どう振る舞うべきなのか、自分がどうあるべきなのかがわからなかった」

「本当にワクワクしているべきなのか、それとも怖がるべきなのかもわからなかった。かなり緊張するだろうと思っていた。というのも、僕は毎レース、毎予選で緊張するからだ。いつもそうだし、それは普通のことだ。自分には少しカオスすぎる状況になるかもしれないと思っていた」

「でも実際には、クルマに乗り込んだとき、とても準備ができていると感じた。とても落ち着いていた。ただの“いつもの仕事”の1日みたいな感覚で、準備万端だと感じていた。それでも頭の中では、『これがそれだ。時が来たんだ』とわかっていた」

 アブダビGPではフェルスタッペンが勝利し、ノリスは3位フィニッシュ。最終的に2ポイント差でノリスのF1チャンピオンが決まった。

 ノリスは、このレースのラスト2周はゆっくりに感じられたと語る。

「本当に普通のレースみたいに感じていたんだ。心から普通のレースだと思っていた。でも残り2周になって、時間が少しゆっくり流れ始めた。小さなネジ、ボルト、配線のことまで考え始めていたよ。クルマの中で、すべてがどう動いているかを想像していたんだ」

「『くそ、すべてがうまくいっているけど、何が起こるかわからない』という瞬間さ。そして頭の中ではほんとうに些細なことを考え始めるんだ。僕はゴーカートに初めて乗った日のことを思い出していた。小さなテニスコートみたいな場所で、ゴーカートにスリックタイヤを履かせて、ドーナツターンみたいにして遊んでいたんだ」

「突然、ガレージにいる母の姿が浮かんだ。それが、その年で初めて、本当に何が起きているのか、これから何が起ころうとしているのかを実感し始めた瞬間だった。あとはただ、ガレージの光景、そこにいる両親、兄、妹たちのことを思い浮かべていた。最後の4つのコーナーの間ずっと、みんながガレージにいる姿を想像していた」

 その瞬間を「忘れることはない」と語るノリス。偉大なF1チャンピオン達と肩を並べる存在となった彼は、最後に次のように感謝の言葉を述べた。

「本当にありがとう」

「皆のために走れたこと、毎週末ベストを尽くせたことを誇りに思う。いつも支えてくれてありがとう。僕は皆のためにトロフィーを掲げて行く。これまでこの旅路を一緒に歩んできたすべての人のことを思いながらね」

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