
timeleszの原嘉孝が、1月11日に都内で開催された映画「GRIT -バレーボール男子日本代表 栄光への始発点-」公開記念舞台あいさつに、バレーボール男子日本代表のロラン・ティリ監督、本作の監督を務めた川上崇文氏と共に登場。2026年の目標をフリップで発表した。
■代表チームに完全密着したドキュメンタリー映画
本作は、新生男子日本代表チームをけん引するロラン・ティリ監督の下、2025年5月の代表招集から6月開幕の「バレーボールネーションズリーグ2025男子」、9月の「2025世界バレー男子」までシーズンを通して代表チームに完全密着したドキュメンタリー映画。日本代表の公式チームカメラに加え、独自の取材チームによる豊富な映像が収録されており、代表合宿から大会の舞台裏、選手たちの日常までを克明に記録したものだ。
原は、学生時代にバレーボール部に所属していてミドルブロッカーを担当し、キャプテンを務めた経験も。今回初めて映画のナレーションに起用された。
今回の舞台あいさつでは、途中から日本代表のティリ監督もスペシャルゲストとして参加。ティリ監督は「こんにちは、初めまして!」と日本語であいさつし、「この素晴らしい映画について皆さんと話すことができてとてもうれしく、光栄に思っています」と感謝を述べた。
映画のタイトルになっている「GRIT」は、ティリ監督が掲げるチームテーマを体現したキーワードで、Guts(度胸)/Resilience(復元力)/Initiative(自発性)/Tenacity(執念)の4つの言葉を組み合わせた造語。日本代表の石川祐希選手、富田将馬選手ら中心メンバーの意見から採用された、チームの円陣の合言葉だ。
このGRITという言葉について、ティリ監督は「石川選手、富田選手がこのGRITという表現を考案してくれたことを誇りに思っています」とした上で、「私の野心や希望、なぜ練習しなければいけないのか、そこにどんな目的があるのかを彼らは理解してくれている。どうやってこの目標に達するのかも分かっていると思います。連日練習をする中で、この目標を常に頭に置いておかなければいけません。そしてこの“GRIT”の意味について毎日考えることで闘いに臨む態度が作られるんです」と、込められた思いを伝えた。

■原からティリ監督に質問「熱意を保ち続けるコツは?」
また、せっかくの機会ということで、原からティリ監督に質問する場面も。原は「僕も日本でtimeleszというグループで、いわばチームプレーをやっているんです」と前置きし、「みんなで同じ高い目標に向かって熱意を保ち続けるコツはありますか? 去年デビューしたばかりで、“新しいチーム”という意味では(ティリ監督率いる)日本代表と重なる部分があるかなと思うので、ぜひ聞きたいです」と目を輝かせながら問い掛けた。
それに対し、ティリ監督は「どんなグループでも常に上に昇りたい希望はあると思います」と共感し、「非常に高い目標に対して、まずは各個人が自分のやるべきことを見つけないといけない。ですが、私たちは完璧ではないので失敗は付き物。失敗するたびにそれを乗り越えていかないといけない。重要になってくるのは、一人一人が『自分は大切な存在なんだ』と思うこと、しかも各個人が違った存在であり、だから自分は重要なんだと考えること。たまにはミスをするでしょうけど、その先に進んでいかなければいけない。いい雰囲気を保つことが大事」と持論を基に助言した。
うなずきながら聞いていた原は、さらに「『GRIT』って円陣をやっているじゃないですか。僕もコンサートの前に取り入れたいなって(笑)。高い目標を持ち続け、何でその練習をするのかとか僕たちも心に留めながら日々過ごさないといけないですし、共通点がすごくあるなと思ったので…使っていいですか?」と許可を求めると、ティリ監督は笑顔で原に「GRIT」の円陣時にしている動きを伝授。どうやら承諾を得られたようで、原は「(メンバーに)『GRIT』提案してみます!」と、うれしそうな表情を浮かべた。
そんな中、新年早々の舞台あいさつということで、2026年の目標をフリップで披露することに。原は「団結」と発表し、「去年デビューさせていただいて、まだ“新チーム”なので。もちろん仲がいいのは変わらないですけど、より団結して、もっともっと大きなグループに。日本代表と同じく大きくなっていけたらなと思っています」と力強く宣言した。
ほか、川上監督は「『GRIT』第2弾」、ティリ監督は「アジア選手権で金メダル」とそれぞれ目標を掲げた。
映画「GRIT -バレーボール男子日本代表 栄光への始発点-」は1月9日より3週間限定ロードショー。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)

