・十条の夜に馴染むやしま
昔からここに佇んでいるかのように十条に馴染む『そば処やしま十条店』。天ぷらもかき揚げ天や春菊天だけじゃなく、とり天、豚天、大海老天など、ちょっと気になるラインナップまで揃う。
とり天そば(税込700円)を注文してみたところ、デカイとり天が2つ入ったそばが出てきた。
まずもって、丼の大きさにやしまを感じる。やしまの丼って大きくて分厚いから存在感が凄いんだけど、ちゃんとその器のオーラまで継承されている様子。
食べてみると、細いけどしっかりした歯ごたえのそばやコク深いつゆにも「やしま印」を感じた。季節は冬、芯に来る寒さの中で冷え切った体がほぐれていくような味である。
久しぶりに食べたけど相変わらず美味しい。温度的な温かさだけではない、どこか心がほっとする深い味だ。
この味がまたここでコツコツと広まっていくことを願わずにはいられない。その歩みは川の流れのようなロマンすら感じる。立ち食いそば屋にも歴史ありである。
その悠久さとは裏腹に下町が似合う味の『そば処やしま』。十条の夜に温かい明かりが灯った。
・今回紹介した店舗の情報
店名 そば処やしま十条店
住所 東京都北区上十条1-19-9
営業時間 7:00~21:00
定休日 無休
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
