レッドブルのF1ドライバーであるアイザック・ハジャーが、ダカールラリーを戦うフォード・ラプターT1+に乗り、ラリーレイドに挑戦した。
2026年は、F1参戦2年目にしてレッドブルに昇格し、マックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めるという難しい挑戦に挑むことになるハジャー。しかしレッドブルは、そんなハジャーに全く趣の異なる別のチャレンジをさせた。
それはラリーレイドを戦うモンスターマシンに乗ることだ。現在開催されているダカールラリーにも参戦している、フォード・ラプターT1+のステアリングをハジャーが握ることになった。
ハジャーはまず、フォードのラリーレイドドライバーであるミッチ・ガスリーに連れられて砂漠のコースを周回し、その後自らハンドルを握り、5周の練習を経てガスリーが記録したタイムから15秒以内のタイムを出すという挑戦に挑んだ。
「砂漠ラリーがいかに過酷なものか、これから知ることになるだろう。幸運を祈るよ」とガスリーはハジャーに警告した。
ガスリーがジャンプや高さ12メートルの崖下りも含む4kmの砂漠コースを駆け抜けた後、ハジャーは助手席から運転席へと移った。
ガスリーが出したベンチマークタイムは3分16秒台だったが、ハジャーは1周目から4分20秒台を叩き出した。2周目は、あるコーナーでコースアウトしてしまい再スタートを余儀なくされたにもかかわらず、4分18秒台で終えた。
「こんなに楽しいことは滅多にない」とハジャーはドライブを楽しみ、その後「(ジャンプするのは)最高だよ。正直言って、この車はすごく自信を与えてくれる」と付け加えた。
ガスリーのドライビング中は、Fワードも飛び出すなど興奮していたハジャーだが、F1ドライバーの適応力はやはり驚異的。3周目には、3分31秒を記録して目標タイムをクリアすると、さらに”アタック”を継続。最終的にガスリーのタイムから3秒遅れの3分19秒でプラクティスを終えた。
最後の計測でもタイムを縮め、3分18秒をマークしたハジャーは「ああ、本当に1日中やれるよ!」と満面の笑顔で挑戦を終えた。
なお、このマシンでダカールラリーに参戦中のガスリーは、イベント前半を終え、トップから21分49秒遅れの総合7番手につけている。そんな彼のタイム(おそらくガスリーも全力アタックではなかっただろうが)に肉薄したハジャーの適応力はさすがといったところだろう。
さらに訓練を積めばダカール制覇も夢ではないかもしれないが、ハジャーにとってはまず、レッドブル昇格1年目となる重要な2026年シーズンが待っている。

