モビリティリゾートもてぎでMotoGP第17戦日本GPのMoto3クラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはRed Bull KTM Ajoのホセ・アントニオ・ルエダだった。古里太陽(Honda Team Asia)も5番手と好位置につけた。
Moto3クラスに参戦する日本人ライダーは、山中琉聖(FRINSA - MT Helmets - MSI)と古里太陽(Honda Team Asia)の2名。彼らは揃ってQ2への直接進出を決め、予選に挑んだ。
気温28度、路面温度47度のコンディションで始まった予選Q1はステファノ・ネパ(SIC58 Squadra Corse)がセッションをリード。序盤に1分56秒245を記録すると、終盤までこれがトップタイムとして残った。
Q1最終盤のアタックでもタイム更新はされなかったため、ネパがQ1最速でQ2に進出。以下アルヴァロ・カルペ(Red Bull KTM Ajo)、マルコ・モレリ(GRYD - Mlav Racing)、コーマック・ブキャナン(DENSSI Racing - BOE)ら3人がQ2進出を決めた。
続く予選Q2が始まると、山中は最初のアタックで6番手となる1分55秒571をマーク。その後ライバルのタイム更新で順位が変わる中、古里も自己ベストを縮め、山中のひとつ前となる7番手タイムを記録した。
暫定トップタイムのルエダからは両名とも約0.44秒差で、コンマ1~2秒の差が大きなポジションの違いになって現れている状況だった。
Q2終盤にかけてはジョエル・ケルソ(LEVELUP-MTA)が暫定トップタイムを更新。1分55秒080までタイムを縮めた。
ラストアタックではこのケルソのタイムを超えるペースを発揮するライダーが多数。タイムシートは大きく動き、最終的にトップタイムとなったのは1分54秒826を叩き出したルエダだった。2番手はバレンティン・ペローニ(Red Bull KTM Tech3)、3番手がケルソだ。
日本人ライダーは古里が最後のアタックで1分55秒187をマークし、5番手を確保。山中は最終的に13番手となった。

