彼の部屋で見つけた、見覚えのないメモ
ある日、私は交際2年になる彼の部屋を訪れていました。彼がシャワーを浴びている間、ふとデスクの上に目をやると、小さく折りたたまれたメモ用紙が置いてあるのに気づきました。何気なく手に取った私は、そこに書かれた文字を見て息を呑みました。
「Tくん大好き♡ また2人で会おうね」という、丸みを帯びた可愛らしい文字。明らかに自分のものではない筆跡でした。
心臓が早鳴りするのを感じながらも、私は冷静を装ってメモを元の場所に戻しました。きっと何か理由があるはず。そう言い聞かせながらも、胸の奥にはざわざわとした不安が広がっていったのです。
問い詰めたら、まさかの逆ギレ
私は意を決して、シャワーから上がった彼にメモのことを尋ねてみました。すると彼は一瞬表情を曇らせたあと、「ああ、それ?職場の後輩がふざけて書いたやつだよ」とあっさり答えたのです。しかし私には、どうしてもその説明が腑に落ちませんでした。
「でも、こういうメモを取っておくのはおかしくない?」と重ねて聞くと、彼の態度は一変。「なんでそんなに疑うの?俺のこと信じられないわけ?」と声を荒らげ始めたのです。まるで自分が悪いことをしたかのような空気に、私は言葉を失いました。しかし、それでも心のどこかで、「何かがおかしい」という直感が消えることはありませんでした。
