上沼恵美子がモノ申したのは、昨年の「NHK紅白歌合戦」における「グダグダ進行」だった。
司会を担当したのは有吉弘行、綾瀬はるか、今田美桜、そして鈴木奈穂子アナウンサー。豪華な顔ぶれだが、司会が曲紹介してもパフォーマンスが始まらないなど、不自然な間が空くことが何度かあり、その際、司会陣もうまくアドリブで間をつなげることができなかった。「ここ数年で最も段取りの悪さを感じた紅白」との評価は仕方がないかもしれない。
自身も1994年と1995年に司会を担当した上沼は、1月11日放送の「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)で、こう指摘した。
「(私の時は)一人ずつ司会でしょ。(白組は)古舘(伊知郎)さんで、赤は私。一人の方が司会はしやすい。見ててね、4人ガーッとデューク・エイセスみたいに並んでね、(一人が)『続いては』(別の一人が)『なんとかで』って、あれ難しいと思うよ。司会は一人の方がやりよくないですか。『伸ばせ』とか、こんなん(巻きの指示)しはってもできるやんか」
司会が複数いると譲り合ってしまう、というわけだ。
さらには思わぬ経験談も明かしたのである。
「『1分伸ばせ』っていうのが出たんよ、2回目(の司会で)。困ってね。どうしようと思って。しかもセンターに出てって、スポットライトが当たって『続いては赤でございます』って言うたら、こう(伸ばせの指示)よ。(普通は)紅白って伸ばしって出ない。セットができてないんやろね。伸ばしたわよ。自分がすごいと思いました」
NHKアナのフォローについて話を振られると、こうも言った。
「しなかったみたいですね。アナウンサーがフォローするんちゃうの。そのためにおるんちゃうのかな。ようさんでやったから難しいと思うわ、かえってね。気を使い合ったんだと思います」
経験者の意見をNHKはどう聞くか。そして今年の進行ぶりは…。
(鈴木十朗)

