玉木&榛葉が立憲と組むことはない
「自分は大臣も副大臣も、政務官さえ経験したことがない。民主党政権時代に幹部として失敗した政治家は責任を明確にするべきだった」
以前、玉木氏は周囲にそういって嘆いたことがある。旧民主党政権時代の幹部、つまりいまの立憲民主党の幹部たちへの不信感は強い。
2025年秋の総理大臣指名選挙でも、立憲の安住淳幹事長が「玉木君を弟のようにかわいがってあげようと決めた」とつぶやいたことに「あの人にだけは言われたくないよね」と周辺に嫌悪感をあらわにした。
2019年参院選の静岡選挙区。立憲民主党に徳川宗家19代の徳川家広氏を刺客に送られて、落選寸前に追い詰められた榛葉幹事長は立憲幹部への恨みを忘れていない。つまり、玉木&榛葉が実権を握る以上、国民民主党が野党第1党の立憲と組むことはない。
2026年も経済政策とネット戦略という二つの武器で高市自民との交渉にフォーカスするだろう。そんな国民民主党を取り込むために裏では、麻生太郎副総裁と榛葉幹事長が定期的に情報交換の密会を重ねている。
自民党が得意とする野党分断だ。玉木氏は「もう二度と衆参両院で過半数をとる政党は出てこないだろう」と語っている。高支持率の高市自民との間合いを詰めながら、自らの「天下取り」への機会をうかがう。2026年も玉木雄一郎という政治家から目は離せない。
文/長島重治

