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『ミスミソウ』監督の新作映画『ヒグマ!!』公開へ 社会構造の変化が生んだ「アーバンベア」と「闇バイト」が交錯

『ミスミソウ』監督の新作映画『ヒグマ!!』公開へ 社会構造の変化が生んだ「アーバンベア」と「闇バイト」が交錯


『ばけばけ』で主人公の親友役を演じる円井わんが格闘シーンを披露する『ヒグマ!!』 (C) 2025映画「ヒグマ!!」製作委員会

【画像】「えっ、怖わ」「どうやって作ったんだ」これが映画でリアルに再現された「エゾヒグマ」です(7枚)

クマ被害が多発したため公開延期になった問題作

 2025年の世相を表す漢字に選ばれたのは「熊」でした。過去最悪となるクマによる人的被害数になったことが、2025年は大々的に報道されました。山を下りて、街に出没するようになった野生のクマたちは「アーバンベア」と呼ばれ、2023年にも流行語に選ばれています。

 同じく2023年の流行語に選ばれていたのが「闇バイト」です。「ルフィ広域強盗事件」などが話題になった年でもありました。そんな流行語となった「アーバンベア」と「闇バイト」を組み合わせた映画が『ヒグマ!!』(1月23日公開)です。これまでの日本映画にはなかった異色のモンパニ(モンスターパニック)映画となっています。

 現在21歳になった鈴木福さんと、『ばけばけ』に出演中の円井わんさんが共演した『ヒグマ!!』は当初は2025年11月の公開予定でしたが、クマ被害があまりに多発したために公開延期になっていた作品です。

 いったい、どんな映画なのでしょうか?

有段者である円井わんのアクションに注目

 主人公となるのは、大学進学を控える「小山内蒼空」(演:鈴木福)です。希望大学の入学試験に合格した小山内でしたが、密かに借金を抱えていた父親が自殺を遂げます。母親(演:占部房子)に経済的な負担を負わせたくない小山内は、闇バイトに手を出すのでした。

 やばくなったらすぐ逃げようと考えていた小山内ですが、特殊詐欺などの犯罪行為に加担した上に個人情報を押さえられ、逃げるに逃げられなくなってしまいます。

 小山内たち闇バイトの使い捨て要員は、山奥で拉致女性の殺害を命じられます。びびった小山内が立ちすくんでいると、そこに現れたのは最強の野生動物であるヒグマでした。ヒグマは他の使い捨て要員を瞬殺。かろうじてその場から逃れた小山内でしたが、闇バイトの指示役である半グレ組織、そして自分の獲物に対して強い独占欲を持つヒグマに追われることになるのです。

 子役としてデビューし、大ヒットドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)などで人気を博した鈴木福さんが主演し、シリアス一辺倒になりそうな犯罪サスペンスに明るいユーモラスさを感じさせるキャラクターを演じています。

 雪が積もる冬山での過酷なサバイバルで、小山内の相棒となる元自衛隊員「若林桜子」を演じるのは円井わんさんです。NHK連続テレビ小説『ばけばけ』では主人公・トキの親友役を好演しているほか、『MANDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2022年)や『逆火』(2025年)などのミニシアター系の映画でも存在感を見せています。

 円井わんさんは4歳から空手を習っており、本作では半グレやヒグマを相手にキレのあるアクションを披露しています。これからますます活躍の場を広げていきそうです。


鈴木福さんが演じる主人公「小山内」は、父親の借金がきっかけで夢を奪われ、闇バイトとヒグマに翻弄されていく (C) 2025映画「ヒグマ!!」製作委員会

配信元: マグミクス

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