2025年からザウバー/アウディのチーム代表を務めているジョナサン・ウィートリーは、キャリアにおいては明確にチーム代表になることを志してきたわけではないと語る。
2026年からアウディのフルワークスチームとなるザウバー。チームの移行期となる2025年に、レッドブルを長く支えてきたウィートリーがチーム代表に就任した。
ベネトンでメカニックとしてのキャリアをスタートさせたウィートリーは、その後同チームおよび後継チームのルノーでチーフメカニックを務め、レッドブルに移籍。チームマネージャー、スポーティングディレクターを歴任し、レッドブルの黄金期を支えてきた。
そんなウィートリーは、チーム代表になることを常に考えていたわけではないと語る。
チーム代表になることを目指してきたのかと問われた際、彼はMotorsport Weekに次のように語った。
「もし最初からそのつもりでいたのだとしたら、私は世界で最も成功していないキャリアだろう。ここにたどり着くまでに34年もかかっているのだから」
「当時のチーム代表といえば、ロン・デニス、フラビオ・ブリアトーレ、ルカ・ディ・モンテゼーモロといった面々だった。正直なところ、チーム代表になれるなどと一瞬でも考えること自体が、完全に手の届かない話だった。というのも、私は基本的にチームの一員として働く環境に満足していたからだ」
「次のステップ、その次のステップへ進む自分の姿を明確に思い描いていたわけではない。私はただ、F1で過ごす毎日を楽しんできただけだ。そして先ほども言ったように、幸運なことに周囲の人たちが私を『次のステップに進めるかもしれない人間』だと考えてくれた。キャリアの中では、時折非常に重要な電話がかかってくることがあるが、これはまさにその一例だった」
「そして私は、自分のキャリアのどの時点においても、出世にそこまで執着していなかったという点で、本当に恵まれていると思う。ただそれぞれのチームで働くことを楽しんできただけで、気がつけばさまざまな機会を与えられてきた。そして今、これからはアウディF1プロジェクトとなるチームの代表としてここに座っている。これは、一言で語れることとしては、信じられないほどエキサイティングな出来事だと思う」
なおアウディは先日、バルセロナのカタルニア・サーキットで2026年型のマシンを初走行させた。1月20日にはローンチイベントを実施する予定だ。

