
“The BOSS”というニックネームでも知られ、1973年のデビュー以来、いまもなおローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニーらと共に最も象徴的なロックアイコンとして君臨するスプリングスティーン。本作では、そんな彼の代表作とも言える「Born in the U.S.A.」に世界が熱狂する前夜、頂点へと駆け上がる直前の彼が向き合った孤独と葛藤、そして魂の創造の瞬間が描かれる。
舞台となるのは1982年のニュージャージー。名声の喧騒から離れた若きスプリングスティーンは、自らの過去と向き合いながら、わずか4トラックのレコーダーを前に一人、静かに歌い始める。心の奥底から掘りだした“本当の声”を、孤独と痛み、そして創造の原点を刻み込む彼は、なにと向き合っていたのか。スプリングスティーン役には、ディズニープラス「スター」で配信中の大人気ドラマシリーズ「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイトが、ギター、ハーモニカ、歌唱トレーニングを重ねリアルに体現。スプリングスティーン本人から称賛されるだけでなく、第83回ゴールデン・グローブ賞最優秀主演男優賞(ドラマ)へのノミネートを始め、続くアカデミー賞ノミネートの呼び声も高く、音楽映画の新たな到達点として世界中で高い評価を獲得している。

共演にはジェレミー・ストロング、スティーヴン・グレアム、ポール・ウォルター・ハウザーら、映画賞や世界的ヒット作で存在感を放つキャストたちが名を連ね、監督、脚本を手掛けるのは『クレイジー・ハート』(09)のスコット・クーパー。音楽と人生の交差点を丁寧に救い取る演出が、単なる伝記映画の枠を超えた深い余韻も作品の大きな見どころとなっている。
この度公開された無料プレビューは、スプリングスティーン(ホワイト)とマネージャーのジョン・ランダウ(ストロング)が過去を振り返るシーンから始まる。その後、名曲「Born in the U.S.A.」のレコーディングが行われ、スプリングスティーンの会心の歌声にスタッフも笑顔になり、発表後のファンの様子を楽しみにする2人。だが、出来のよかったデモの進行具合が気に入らずマネージャーと揉めはじめてしまう。物語のポイントとなる重要シーンだ。

また今回発売となるのブルーレイ+DVDセット、4K UHD+ブルーレイセット、デジタル配信(購入)には、そんな本作の舞台裏に迫る、ファン必見のメイキング映像を収録!ぜひこの機会に手に入れていただき、偉大なロック・レジェンドの孤独と創造の旅を堪能してほしい。
文/編集部
