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グロージャン、大事故から命を救ってくれたヘルメットと再会「毎日をどれだけ大切に生きるべきかを思い出させてくれる」

グロージャン、大事故から命を救ってくれたヘルメットと再会「毎日をどれだけ大切に生きるべきかを思い出させてくれる」

ロマン・グロージャンは、 2020年のバーレーンGPでの恐ろしい事故から命を救ってくれたF1レースヘルメットと再会した。

 グロージャンはハースのF1ドライバーとして参戦したこのレースのオープニングラップで、激しいクラッシュに見舞われた。ダニール・クビアト(トロロッソ)と接触した後、高速でバリアに激突し、マシンは真っ二つに割れ、瞬く間に炎に包まれた。

 驚くべきことに、グロージャンは28秒間マシンに閉じ込められた後、自力で脱出することができた。67Gもの衝撃を受けて大破したマシンが炎上する中、なんとかマシンを脱出したグロージャンをマーシャルが現場から引き離す間、彼は映像を通して家族に無事を伝えるべく、自力で歩こうとした。

 手や足首に火傷を負い、後に手術を受けたグロージャンが無事だったのは、ヘルメットだけでなく、コックピット保護デバイスのヘイローが大きな役割を担ったと見られている。

「2020年11月29日から5年経って、レースヘルメットと再会した」と彼はインスタグラムに綴った。

「それを見る覚悟ができていたかどうか分からないけど、子供たちは僕がどうやって火災から無事に守られたのか、そしてあの夜に何が起こったのかを知りたがっていた」

「あの瞬間に僕を守ってくれたベル・レーシング(ヘルメットメーカー)とアルパイン・スターズ(レーシングスーツ・メーカー)には、永遠に感謝する。人生は過ぎ去り、僕たちは忘れてしまうものだけど、この出来事は、僕たちが毎日をどれだけ大切に生きるべきなのかを思い出させてくれる」

 グロージャンにとって、大事故に見舞われたバーレーンGPが最後のF1レースとなった。事故から回復した後、彼は2021年からインディカー・シリーズに参戦した。

 その後メルセデスが彼のために”さよならF1テスト”を企画するも、コロナ禍の影響により実施することができず。グロージャンがF1マシンのコクピットに戻る機会はなかなか訪れなかった。

 しかし2025年9月、古巣であるハースがムジェロで旧車テスト(TPC)を実施。グロージャンは事故以来初めて、F1マシンをドライブすることになった。

「ムジェロでのTPCへの参加に招待してくれたジーン・ハース(チームオーナー)と小松礼雄(現チーム代表/元グロージャン担当レースエンジニア)に心から感謝している」

 そうグロージャンは当時語った。

「F1マシンのステアリングを再び握れることに興奮している、と言えば、もちろん控えめな表現だろう。もう5年近く経ったなんて信じられないが、古巣チームに戻ってきて、こうして走行に臨めることは本当に特別なことだ」

「みんなに会えるのを楽しみにしている。きっと昔のことを少し語り合う時間もあると思うけど、VF-23の課題に関しても役に立ちたいと思っている。チームが現在、開発の一環としてTPCプログラムを導入していることは素晴らしいことだ」

「そして、僕にとって最後のグランプリとなるはずだった2020年のアブダビGPで使うヘルメットを子供たちがデザインしてくれた。ついにそのヘルメットでF1マシンを走らせることができるんだ」

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