アミカス親善大使! メーガン・トレメシックからの招待状
ゴシックホラーに魅せられ、ブラム・ストーカーらの作品に憧れ続けてきたメーガン。ゴシック小説に登場する、強さと脆うさを持ったヒロインたちに共感を覚え、そういったキャラクターを演じることに惹かれるという。イギリスにおける彼女のイメージもまたゴシックでありクラシックなものだ。
「クラシック映画やゴシックホラー、そしてヴィヴィアン・リーのような往年の名優たちへの愛情に共感して頂ければ嬉しいです。私は常にそうした映画や俳優たちからインスピレーションを得て来ました」
ここ数年のメーガンは、ブリティッシュ・ホラー・スタジオとアミカス・プロダクションズとだけ仕事をしているそうだ。これらのプロジェクトに女優としてだけでなく、プロデュースやスタッフとして取り組むだけで手いっぱいなのだ。
特に復活したアミカス・プロダクションズのアンバサダー(親善大使)としての活動は印象的だ。
「アミカス・ホラーの長年のファンとしては出演だけでなく、共同監督もできたことは非常に刺激的でした。『アミカス・アンバサダー(親善大使)』という言葉はクリエイティブな活動と一般の方々からの支援が融合した言葉です。インタビューではアミカスの遺産について語り、SNSでは『In the Grip of Terror』とアミカスのプロモーションを行い、復活したスタジオを後押しする活動をしています。これは正式な肩書きというより、アミカスを新しい世代のホラーファンに紹介する役割を担う誇り高い仕事です」
ドラゴンと黒衣の暗殺者! メーガンを変えた転機とは?
日本でのメーガンの出演作は『ドラゴン・ナイト 紅蓮の竜と最後の騎士』、『ソードリベンジャーズ 復讐剣』などがリリースされているので彼女の活躍を是非見て頂きたい。特殊ともいえるクラシカルなジャンル映画のアイコンとなった転機についてメーガンは語る。
「数年前、超自然スリラー『透明人間 インビジブル』に小さな役で出演しました。でも、私にとって転機となったのは、『ドラゴン・ナイト 紅蓮の竜と最後の騎士』で黒衣の暗殺者ジグミー役のオーディションを受け、キャスティングされた時でした」
役作りのため、数カ月かけて殺陣やアーチェリーの訓練をしたというメーガン。彼女と後にブリティッシュ・ホラー・スタジオとなるチームとの出会いは、まさにメーガンにとっての転機だった。
『ドラゴン・ナイト』の後、同じチームの『Ghost Crew』というホラー映画の制作経験を通して、徐々に彼女はカメラの後ろでもさまざまな役割を担うようになった。
しかし、いざスタッフとして関わるとなると、クラシカルな映画の制作にはロケーションを含め多くの制限がついてまわる。彼女がそういった制限にまつわるエピソードを語ってくれた。
「私はイギリスのコーンウォール出身ですが、現在はブリティッシュ・ホラー・スタジオの本拠地があるスコットランドに住んでいます。私たちは、ファイフの美しい自然の中で全ての作品を撮影しています。中でも最も古く壮大なロケ地の一つが、ダンファームリン修道院で、『The Reign of Queen Ginnarra(ギンナラ女王の支配)』の玉座の間のシーンはそこで撮影しました」
修道院は1日しか使えず、そのタイトなスケジュールのため多くのカットは1、2テイクしか撮れなかったそうだ。
それでも、頭からつま先までゴシック様式の女王に扮し、巨大な玉座に座り、修道院の壮麗な景色に囲まれるのは、メーガンにとって夢のような体験だった。今後もこのようなハードでありつつも美しい瞬間は何度も訪れるのだろう。
