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”レッドブルの”ハジャー、初インタビュー。昇格の心境を語る「なんで僕が選ばれたんだろう……と思うこともあるけど、最高だよ!」

”レッドブルの”ハジャー、初インタビュー。昇格の心境を語る「なんで僕が選ばれたんだろう……と思うこともあるけど、最高だよ!」

アイザック・ハジャーが、2026年シーズン開幕を前に、レッドブル・レーシングのドライバーとして初めてのインタビューに応じた。

 ハジャーは2025年にレーシングブルズからF1デビュー。オランダGPでの3位表彰台など、F1デビューシーズンながら安定して高いパフォーマンスを発揮し、2026年のレッドブル・レーシングのレギュラーシートを掴んだ。

 そんなハジャーが、レッドブルのポッドキャスト番組「トーキングブル」に出演。レッドブル・レーシングへの昇格を知った経緯や、絶対的王者であるマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務める心境などについて語った。

「母さんに電話したんだ」

 レッドブル昇格が決まったことを、最初に誰に伝えたかと尋ねられたハジャーはそう語った。

「でも実は、母さんは僕よりも先に連絡を受けていた。つまり、その時にはもう既に彼女は知っていたんだ。だって母さんは僕のマネージャーだし、僕よりも詳しいんだよ」

 レッドブルのマシンで走る実感が湧いているか……そんな問いには、ハジャーはこう答えた。

「何が起きているのかを実感し、挑戦する気分になっている時もある。でも、『僕は一体ここで何をしているんだ?』と思う時もある」

「ゴーカートで走っていた頃とはまるで別だ。『なぜ僕が? どうして僕が選ばれたんだ?』というような感じなんだ」

 ハジャーは前述の通り、2026年はフェルスタッペンのチームメイトを務める。しかしこの仕事は、F1ドライバーとしては最も過酷な仕事だと言われることもある。昨シーズンは開幕当初はリアム・ローソンがその役割を務めたが、フェルスタッペンに肩を並べるどころか、最下位付近から抜け出せずに僅か2戦で更迭。後任となった角田裕毅は、ポイントを獲得したり、フェルスタッペンに匹敵する速さを見せることもあったが、基本的には低迷し、2026年のシートを失うことになってしまった。それ以前にも、セルジオ・ペレスやピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボンといった面々が、フェルスタッペンの隣で苦労した。

 この過去の事実は、当然ハジャーにとっては大きなプレッシャーとなるだろう。しかし本人は、フェルスタッペンとコンビを組むことに興奮している。

「最高だよ!」

 そうハジャーは語った。

「僕はまだ21歳だ。2019年にシングルシーターでのレースを始めたばかりなのに、グリッド上で最高のドライバーのチームメイトになれるなんて、本当に光栄なことだ」

「なぜ彼は、最高のマシンを持っていないにもかかわらず、2025年のワールドチャンピオン獲得まであんなにも近づいたのか……不思議でならない。非常に難しいコンディションのレースもあったけど、彼は必ず上位にいる。そして彼の能力は……彼は絶対に予選ではQ3までいくんだ。常にラップタイムを削り取ることができる」

「もし1000万通りのシナリオがあって、彼が実際に勝てるシナリオがひとつだけだったとしても、彼は必ず勝つんだ」

 なおハジャーは昨年の最終戦アブダビGPの際に、母国フランスの英雄であるアラン・プロストと会う機会があったという。その体験を「信じられないこと」だと、ハジャーは語った。

「子供の頃、僕は(アイルトン)セナが好きだった。でも成長するにつれて、プロストの功績を改めて認識するようになった」

「彼のキャリアを見れば、統計的にも所属チームを見ても、最も素晴らしいキャリアを歩んできたことが分かる。数々の名門チームで勝利を収め、最強のチームメイトと組んできた。彼のアプローチ、つまり頭を使う姿勢が大好きなんだ」

「僕の父は物理学者なんだけど、いつもアラン・プロストに会いたいと言っていた。僕が自分のヘルメットを彼に渡した時も、父はここにいたんだ。だから一番の思い出は、プロストのレースを生で観戦した父が、プロストに会えたことだ。彼と少しの時間一緒に過ごすことができて、父も嬉しかったと思う。最高の瞬間だった」

 なおハジャーは、”プチ・プロスト”と呼ばれることもある。ハジャー曰く、プロストと同じように爪を噛む癖があるのだという。

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