若手芸人の成長ぶりにカウス会長「将来は安心」
終演後の囲み会見にはカウス会長、大賞のエバース、特別賞のタカアンドトシ、THE NEXT CONTE賞のレインボー、新人賞の家族チャーハンが出席。カウス会長は「特に新人賞のレベルが高かった。ということは、将来は安心。ホッとするというか、そういう感じですね」と、若手芸人たちの成長ぶりに目を細めます。

大賞に輝いたエバース・町田は「日ごろから漫才に向き合ってきたのが伝わって、大賞が獲れました」とコメント。佐々木も「去年1年、漫才を頑張った“ご褒美”と言ったら失礼かもしれないですけど、本当にうれしかったです」と笑顔を見せます。
また昨年は3位に終わったM-1について、佐々木は「あんまり賞レースを意識することなく、1年間、寄席を頑張って、その結果として『M-1』に持っていければ」と目標を掲げました。

新人賞の家族チャーハン・江頭は「賞をいただいたことがなかったので光栄です。いままでやってきたことが少しでも評価されたということで、非常にうれしく思っています」とコメント。大石も「感無量です」としみじみ語り、「(ノミネートされたのが)その場でネタをやるバトル形式で、いつも負けている面々だったりしたので、その人たちに勝てたというのも含めてめちゃくちゃうれしかった」と振り返ります。
大石はさらに、「この賞をいただいたことに恥じないように日々、漫才に打ち込んで、各賞レースで結果を出し、『やっぱり上方漫才協会大賞の新人賞を取ったコンビはすごかった』というふうになったら」と気合を入れ直しました。

タカアンドトシは、賞を受賞するのが芸歴30年にして初めてだそう。そのぶん喜びもひとしおで、タカは「我々は劇場で毎回、全力でやらせてもらってるんですが、そこをちゃんと評価していただいたのはものすごくうれしかった」と語ります。
トシも「去年1年ということではなく、1個1個の積み重ねでしかなかったので、こういう素晴らしい賞をいただいて青天の霹靂。本当にありがたい限りです」と話しました。

今回新設された「THE NEXT CONTE賞」を受賞したレインボーは感謝の言葉に加えて、よしもと福岡 大和証券劇場でのカウス会長とのエピソードを披露。池田が「我々のネタを客席で3公演も見てくれて、『新しいね』って声を掛けてもらったんです」と明かすと、ジャンボは「スッと我々のところに来て、腕をグッとつかんで『新しい!』と言ってくれた。それが強くて長かったです」と語ります。
そんなレインボーについて、カウス会長は「(福岡で)3回ともネタをちゃんと変えて、3回とも爆笑を取っていた。(昨年、審査員特別コント作家賞・審査員特別コント演技賞を受賞した)コットンという素晴らしいコント師もいますが、また全然違う味でいいと思う」と賛辞を送りました。

NSC(吉本総合芸能学院)東京校出身で、結成当初から東京を拠点に活動してきたコンビが大賞を受賞するのは、エバースが初めてのこと。カウス会長は、その成長ぶりについてこう語りました。
「名前には“上方”とついていますが、協会は東京も一体のもの。エバースも、エンタツ・アチャコ師匠がお作りになったしゃべくり漫才、掛け合い漫才がきちっとできている。大阪は漫才が生まれた土地で、漫才を生み出す土壌みたいなものがある。その漫才の呼吸を、東京の若い子たちも受け継いで腕を磨いてくれている」