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マルタンス、WEC転向もウイリアムズF1のテストドライバー就任。F2では3シーズン参戦も初年度ランキング5位が最高成績に

マルタンス、WEC転向もウイリアムズF1のテストドライバー就任。F2では3シーズン参戦も初年度ランキング5位が最高成績に

ヴィクトー・マルタンスは、ウイリアムズ・ドライバー・アカデミーを卒業し、今季からアルピーヌのドライバーとしてWEC(世界耐久選手権)に参戦。ただウイリアムズF1チームとの関係は継続することになった。

 マルタンスはジュニアカテゴリー時代の大半をアルピーヌの育成ドライバーとして過ごした。そして2022年にはFIA F3でチャンピオンに輝き、2023年よりFIA F2へとステップアップした。

 F2初年度はランキング5位に入ったマルティンだが、翌年はランキング7位に。同年限りでアルピーヌ育成を外れ、2025年はウイリアムズの育成ドライバーとしてF2の3シーズン目を戦い、F1スペインGPのフリー走行にも出走した。しかしF2ではランキング11位に終わり、初年度の成績を超えることはまたしても叶わなかった。

 そんなマルタンスは、ウイリアムズ・ドライバー・アカデミーを卒業することになった。ただF1パドックから完全に去るわけではなく、2026年はテストドライバー兼開発ドライバーとしてウイリアムズに残る。

 2026年のウイリアムズは、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.をレギュラー起用。新規則元年にさらなる飛躍を目指すが、マルタンスは開発業務を通してそれをサポートしていくことになる。具体的には、グローブにある拠点に昨年新設されたドライバー・イン・ループの最新シミュレータの改良作業を担うほか、育成ドライバー向けのシミュレータ開発にも携わる予定だという。

 ウイリアムズのスポーティングディレクター、スヴェン・スミーツはマルタンスの新たな役割について次のように語る。

「2026年からテスト兼開発ドライバーという新たな役割でヴィクトーを迎えられることを嬉しく思う」

「彼は非常に才能あるドライバーで、2025年シーズンを通じてアレックスとカルロスを支え、貴重なフィードバックと助言を提供し続けてくれた」

「彼は最近、バルセロナでのFW47によるFP1走行や、TPC(旧車テスト)を経験しており、FW48や将来のマシン開発に影響を与えられる現場感覚を持っている」

 また彼は耐久レースの最高峰カテゴリーであるWECのハイパーカークラスにアルピーヌのドライバーとして参戦することになった。なおA424の2台体制を敷くアルピーヌで、どちらの号車に乗ることになるかは明らかとなっていない。

 現時点でアルピーヌは、新加入のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが35号車に乗ること、そしてフレデリック・マコヴィッキィが36号車で継続参戦することのみを正式発表している。

 2025年シーズンは35号車にポール・ループ・シャタン、フェルディナンド・ハプスブルク、シャルル・ミレッシ、36号車にミック・シューマッハー、マコヴィッキ、ジュール・グーノンが乗っていた。しかしシャタンはジェネシスの新たなハイパーカープログラムに加入するためチームを離脱し、シューマッハーもレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからインディカー・シリーズに参戦するためWECを離れた。マルタンスは実質的にふたりのどちらかの穴を埋める形となる。

 マルタンスは次のようにコメントしている。

「FIA世界耐久選手権でアルピーヌ・エンデュランス・チームに加わることは、僕のキャリアにとって非常に大きな一歩であり、強い責任感を持って受け止めている。アルピーヌは、耐久レースの最高レベルで戦う明確な目標と、強いレースの伝統を持つブランドだ」

「このチームで初めてル・マン24時間レースに出場できることは、大きなモチベーションになる。そしてパフォーマンス向上と安定性の構築、そしてプログラムの長期的な成功に貢献するため、全員と密接に協力していくのを楽しみにしている」

 マルタンスはすでに、アルピーヌのLMDhマシンを経験済。2024年末にバーレーンで行なわれたWECポストシーズンテストでは、ルーキー勢の中で3番手タイムを記録している。

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