観光バスを貸し切って駆けつけた若者の一団も
「おっしゃー行くぞー!」。前出の紅白の改造オープンカーでやってきた一団はのぼりを手に意気揚々と会場へ。顔なじみの同級生たちにはやし立てられる様子を横目に見ていると、今度は陽光を受けてキラキラ光る花飾りを車体全体に施したセダン車がやってきた。
車体横には「成人」の文字。どんなヤンチャな男性が…と運転席をのぞくとハンドルを握るのは、天を衝かんばかりの勢いの「盛り髪」の振り袖ギャルだった。
お揃いののぼりまで自作した同級生3人とやってきたのは、「きゃのん」さん(20)。この日のために「50万円かかった」という振り袖を準備し、自家用車を式典モードにデコレーションしてきたという。
「何週間も前から素材をダイソーで買って。板金はがれないようにマスキングして、両面テープで貼って…目立ちたかったんで、昨日寝ないでやりました!」と語るきゃのんさん。「お金持ちになる」とシンプルかつ力強い目標を掲げた。
同乗していた天願梨理佳さん(20)は昨年、トヨタ車「プリウス」の屋根を切断した自作の「オープンカー」で式典会場に登場し、「バズった」という名護琉樹也さん(21)の妹だという。
「ルキヤから『おまえも車切れ』って言われたけど、免許(の違反切符)切られるのが嫌だから(笑)。切られない程度でがんばった」
昨年結婚し、一児の母になったという天願さんは「子育てと家事をがんばる!」と明るく「二十歳」の決意を語ってくれた。
お隣、沖縄市の式典会場となった「沖縄サントリーアリーナ」では、観光バスを貸し切って駆けつけた若者の一団と出会った。
地元の中学校の同級生33人と、お揃いの袴で式典に参加した専門学校生の仲宗根彪雅(ひゅうが)さん(19)は、「先輩からの差し入れ」というお菓子の首輪を首に巻き、「好きなように生きる!」と声を弾ませた。
感情の赴くまま、全身全霊で自らの門出を祝した沖縄の若者たちに幸多かれ!!
取材・文 集英社オンラインニュース班

